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Mリーグ2023−24のファイナル最終週は各チームの女性選手に注目して見てみることにします

さすがにいつもは好き勝手書いている私でも、「Mリーグと神域リーグを書けばビュー数が伸びる」ことくらい知っています(笑)。よって、この時期(4〜5月)はMリーグについて書かないとしょうがないのです。いや、大したことは書けませんけど。

Mリーグ1つを取り上げるにしても、切り口はいくらでもあります。とはいえ、打牌がどうだったとかは高段者の方に任せるべきものですし、〇〇選手がどうだとかはファンの方に任せておくのがベストでしょう。ならば、Mリーグ箱推しの私が書くべきものは、Mリーグ全体を俯瞰して見えるものではないでしょうか。

そんな私がMリーグのファイナル残り8試合の時点で感じたのは、「女性選手がカギを握るのでは?」といったこと。Mリーグのチームは必ず男女混合で編成しなければならないので、女性選手の存在はもっと重視すべきじゃないでしょうか。そういったことを、ざっくばらんにファイナル出場チーム別に書いていきたいと思います。文字多めでスイマセン。




U-NEXT Pirates(1位・257.2pt):「ファイナルでもゴリラ」に期待

瑞原明奈選手の3シーズン連続個人スコアトップ3入りは、「女流最強って誰?」論争に一石を投じるべき事象です。しかも、21-22シーズンはMVP。もう男女問わず「誰が最強?」の候補に入れるべきでしょ。

なのに、セミファイナルに限っては、1着から順に「1-0-4-7」という信じられない成績。しかも、「7」は連続したっていう。私は「瑞原明奈選手のセミファイナルとの相性の悪さ」をMリーグ七不思議の1つに入れたいですね。

では、ファイナルだとどうなのか?実は、U-NEXT Piratesのファイナル進出って今季でまだ2回目なんですね。瑞原明奈選手のファイナル戦績は、ここまで4戦で「3着1着4着3着」とまずまず。

Pirates2度目の優勝には、「ゴリラのもうひと暴れ」が必要でしょう。「レギュラーシーズン1位のチームは優勝しない」というジンクスを破るには、女海賊の活躍は不可欠です。

ところで、今更ですが「ゴリラ麻雀」って何?今季でいえば、副露率25%・リーチ率22%なので、女性選手の中では「参加率高め」かもしれません。それがゴリラなのかはわかりませんけど、Piratesとしては19−20シーズンみたいに「4人全員がファイナルで勝利を上げて優勝」というふうに持っていきたいでしょうね。


EX風林火山(2位・215.9pt):姉妹には「初の快挙」がかかっている

Mリーグで優勝したチーム(初年度の赤坂ドリブンズを除く)には、女性選手に関してある共通点が。それは、女性選手の数が1名だったということ。「初年度の赤坂ドリブンズを除く」としたのは、初年度だけ男女混合ルールがなかったからです。

「それがどうした」と感じる方もおられそうですが、現在Mリーグに参戦しているチームは、9チーム中4チーム、つまりおよそ半数が「女性選手が2名ないし3名」なんですね。なのに、女性選手が2名以上在籍するチームの優勝はまだ実現していないのです。

私は「女性選手の実力がうんぬん」という結論にするつもりはありません。MリーグでMVPを獲得したのって、6シーズン中3回が女性選手でしたからね。わざわざ個人名を出して、「〇〇は通算成績がなんたらかんたら」とあげつらうのは好きじゃないよ私は。ここで大事なのは、「女性選手もMリーグでしっかり結果を出している」という事実。

EX風林火山が初優勝した時は、二階堂瑠美選手がまだ所属する前のことでした。今シーズン風林火山が優勝すれば、二階堂姉妹が揃って優勝メンバーになるだけでなく、初めての「女性選手が2名以上所属するチームの優勝」となります。実は、「姉妹の悲願」にとどまらない初の快挙に挑戦しているのです。

二階堂亜樹選手は、今シーズンの「キーマン」なんですよね(なぜか「キーパーソン」じゃないけど)。だったら、最終日の最終戦はどうですか?ファイナル最終戦に女性選手が出場したのって、過去5シーズンで2例(19-20の魚谷侑未選手と22-23の黒沢咲選手)のみなんですよね。「最後は軍師」の可能性が高そうだけど、調子が上向きで「風林火山のドラ1」であれば、亜樹さんが最終戦いくのはありでしょ?

…あれ、瑠美さんのことをあまり書いていない(笑)。というのも、私は二階堂瑠美選手に関しては、あまり心配していません。瑠美さんは自由にのびのびと打たせるのがベストでしょう。だって、「天衣無縫」だよ?


KADOKAWAサクラナイツ(3位・128.7pt):最終日は「岡田様」で是非

おそらく今季の「Mリーグ流行語大賞」は「デイリーダブル」でしょうけど、私は「岡田様」に一票を投じます。それほど、今季の岡田紗佳選手の戦いぶりは出色でした。

おかぴーって、Mリーグ入り前後から「この子は伸びる」と評判でしたよね。やっぱりその見立ては間違っていなかったわけで。女流プロ麻雀日本シリーズ優勝2回など、既にいろいろ勝っているわけだから、もうトッププロと呼ばなきゃならないのよね。

Mリーグは早くも5シーズン目の参戦となりましたが、今季が最高成績ですか。MVPも狙える位置にいましたし。ポストシーズンの成績を調べましたけど、意外にも昨季までファイナルではトップなしでした。しかし、今季のファイナルは既に2戦2勝だから、もうエースじゃん。

ていうか、私の見解では「おかぴー=ミニ堀慎吾」なんですよ。おかぴーの今の雀風って、堀慎吾選手の影響が大きくないですか?勝負所でかなり押しますし。でも、「ミニ堀慎吾」だと身長が(笑)。

私はサクラナイツのファイナル最終日を「岡田→堀」と、今から予想しています。それくらいの信頼は既に勝ち得ているでしょ?とはいえ、誰が出るかは当日にならないとわからないので、それまで私は楽しみにしています。


赤坂ドリブンズ(4位・-8.8pt):やっぱり「まきどんを…」

いや、私ごときのレベルでも、チーム事情とかが存在することくらい知っているんです。どの選手を起用するのか1戦1戦精査していくのも、チームとしての戦いなのであって。チームはあくまで優勝を目指し、そのための方法を模索しているわけです。

そもそも、Mリーグのレギュラーシーズンには、規定出場試合数というものがあります。各選手が最低でも10試合以上出場しなければならないってやつですね。上限は45試合でしたっけ?だから、レギュラーシーズンの96試合を、例えば4人で45-31-10-10って分けても問題はないわけで。

ましてや、セミファイナルとファイナルには、そういった規定は存在しません。なので、ポストシーズンに全く出場しないこともルール上はOKなんですよね。

しかし、レギュラーシーズンとは違う、ポストシーズンの戦いというものも確実に存在します。家でパンツ1丁になって鼻をほじりながらMリーグを見ている碌でもないアンチャンには、ヒリヒリするポストシーズンの重要性など知る由もないでしょうけど。やはり、実際にポストシーズンを戦ってみないと得られないものってあるんじゃないでしょうか。

だから、私は言いたいんです。「まきどんを出せ」と。私、以前にも同じようなことを言ったつもりなんですけどね。来シーズン以降を見据えるのも、チームとしてやるべきことだと私は思うのですが。Mリーグのファイナルで、もっと浅見真紀選手を見たいよね?


おしまいに

私はこのnoteで基本的に「女流」という言葉を使わず、「女性選手」という呼び方で統一しています。全ての麻雀プロ団体が、プロ資格に女流枠を設けているわけではありませんからね。私は「女流ガー」「見た目ガー」言う人とは相容れないよ。

このnoteを書いた目的は、「みんなファイナルがんばれ〜」って応援したい
気持ちがあるのと、女性選手にバイアスかけて見ることしかできないヤツにガツンと言ってやりたいから。わざわざ自分から視界を狭めて麻雀を見る必要などありません。気楽に楽しめばいいじゃない。私は残されたMリーグの日程を、思う存分楽しむつもりです。


special thanks to:https://m-league.jp/

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