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開業ではなく、ビジョンとして「カフェがしたい」

カフェをしたいと思い始めたのは、19〜20歳の頃でした。

15歳でコーヒーを仕事にしたいと思い、コーヒー豆屋さんでお手伝いをさせてもらっていた頃は、エスプレッソマシンに触れるだけで心が躍ったし「自分が売り手側に居る」と言う事実だけで大満足でした。

でも、セルフサービス系のカフェでアルバイトを始めて「もし僕が店長なら、こうするのにな」そんな気持ちが湧き始め、それが徐々に「開業」を夢見る原点になったと思います。

僕の「カフェがしたい」と世間的な「カフェがしたい」の違い。

昔からデザインが大好きな僕は、毎日理想のカフェの絵を描き続けていました。
トップの画像がその一つです。

コーヒーを軸にした生活を10年続けるなかで、英語を喋れるようになったり、絵が上手になったりと、学校で何時間やらされても頭に入らなかった事が、コーヒーの為と思えば自然と覚えられました。

一方でどうしても運営やビジネス面について興味が湧きませんでした。

「開業という事実」よりも、「カフェ開業を目指す過程」こそ財産ではないのか?

僕は最近そう思うようになりました。

資本主義社会の中で「カフェを開業し経営」していくには、僕の理想は我ながらいつも高すぎますが、人生のビジョンとしての「理想のカフェをしたい」は僕にとってとても有用なのです。

どちらかと言えば「こんな世界を目指します」といったような社訓に近いと思います。

僕は今も、カフェ開業について話を聞いたりすることは大好きです。
もし拘り抜いても店が成り立つ条件が揃うなら、開業もすると思います。

ですが今の僕が言う「カフェがしたい」は「カフェのような空気感を生み出せる人になりたい」そんな意味で使っています。

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