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『All the Light We Cannot See』

長い予告編(英語)。この作品、日本でも配信されているのかな??


Netflixで視聴できる4話から成る作品。Shawn Levy監督。Mark Ruffaloが出ているので観ようと思った。原作はAnthony Doerrの書いたフィクションで、終わり方が異なるらしいけれど、こちらも是非読んでみたいと思う。

4話のあらすじを書こうとしたけれど、長くなってしまうのと、やはり自分自身がネタバレなしで観たい派なのでさらっと最低限にしたい。本来ならフランス語やドイツ語であるシーンも英語になっている。


【追記】いつもコメントをくださるRyéさまが邦訳付きの予告編を見つけてくださいました。Ryéさまの記事、文学的センス満載で毎回とても素敵です。この作品の舞台になっているサン・マロにも行かれたことがあるそうです。



とても良かった。泣ける。
舞台は第二次大戦中のフランスだが、シーンは物語に沿って過去に遡ったり前後して描写される。

ゲシュタポの将校が、自身の病を治すために伝説のダイヤモンド(持ち主は不死身となり、その最愛の人は呪われるというもの)を手に入れようと、パリに住む持ち主のDaniel LeBlancとその全盲の娘Marieを追いかける。Danielの叔父Etienneは戦争によるPTSDに悩むが、西海岸にあるサン・マロの自宅にこもり、ラジオの電波に乗せて「Professor」と名のりつつ世界の子どもたち向けに教養豊かな語りかけをしていた。DanielとMarieはサン・マロのこの叔父の所に身を寄せる。「Professor」のラジオ放送を心の支えに育ったドイツ人青年のWernerとMarieの運命がのちに交差する。

ゲシュタポの冷血な将校が、ダイヤモンドの迷信をそこまで信じて執拗になるのかどうか・・・・そこはフィクションだから何とも言えないけれど、PTSDによりそこにないもの(過去)を見てしまうEtienneと、盲目のMarieが信じる光と、孤児のWernerが支えにしていた光とがうまくタイトルにマッチする。

Daniel役がMark Ruffalo、Werner役はドイツ若手俳優のLouis Hofmann、叔父Etienne役はHugh Laurie、Wernerを監視するために送られたSchmidt役は、『All Quiet on the Western Front』で主役を演じたFelix Kammererが演じていた。Marie役は各国から応募のあった中からAlia Mia Lobertiが選ばれた。脇を固める子供の頃のMarie役のNellちゃんや、叔母役のMarion Baileyも素晴らしかった。

オススメの作品。



Pixabayさんから借りました

この作品の色彩も綺麗だったけれど、実際にSt. Malo(ブルターニュ地方)にもいつか行ってみたい❤


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