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A Dangerous Method / 危険なメソッド

ユングとフロイト、そしてユングの患者であったザビーナを中心にストーリーが広がってゆく。有名な二人の精神科医の思想の違いと友情も描かれているが、私はこれはラブストーリーだな、と思った。転移・逆転移と愛情の境界線は微妙なところだけれど・・・。キャスティングが私好みだ。マイケル・ファスベンダーはアイルランドとドイツの血が混ざっているので、ドイツ人の役も多い。

ユングとフロイトの間では、共通する考え方と相容れない考え方があったことは知られているが、私はあまりそこには興味はない。けれど夢分析にはとても興味がある。キーラ・ナイトリーの渾身の演技と、ヴァンサン・カッセルのエグさも良い。チューリッヒやウィーンの明るく美しい景色が、ともすると暗くなりがちな内容を軽くしてくれている。ユングとザビーナがヨットの中で抱き合っている姿が本当に美しかった。どこまで脚色されているのか分からないけれど、歴史の一部に触れることができた。


マイケル・ファスベンダーといえば、X-Menの中で、Erik(マグニート)がドイツ語でやり取りしてリベンジする有名なシーンを思い出した。


↓ どうやらこちらのビール(Bitburger)のCMが先に作られて、それがX-Menのシーンに取り入れられたらしいが、こんな陽気なBGMとユダヤ人の刺青・・・マジか?? ドイツに居た時にこのCMの「Das beste!」というのが流れていたのは覚えている。


久々にX-Menシリーズが観たくなった。

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