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第4話Part17
「あのね、この子達は不思議な力を使って変……」
「わー!! 私、まりあ先輩に歴史で教えて欲しいところがあってですね~!」
「わ、私も数学の公式で分からないところが!」
「皆で勉強会しようって話してたところなんです! ね!」
まりあから女性へプリキュアの秘密が伝わってしまう前に、まつり達は一斉に話題を逸らした。突然皆から声をかけられたまりあは、ぱちぱちと瞬きをして驚いたように言葉を詰まらせる。
「え? ええ、皆が良ければわたくしは構わないけれど……?」
「あら、良いですね。お嬢様にこんなに沢山のご学友の方がいらっしゃって、私も嬉しい限りです」
「あは、あはは、ですよね~!」
女性が微笑んだのを見て、まつりはほっとため息をついた。
「……ふー、危なかったぁ」