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携帯あいうえお[あ]

[あ]ありがとう

携帯で、「あ」と打ったら、予測変換で最初に出てきた単語が「ありがとう」だった。おおー、なかなかいいじゃんわたし。いい単語使ってる♪

…と思ったのだけれど、ふと気になったことがある。それは、わたしいつもちゃんと「あ」「り」「が」「と」「う」って打ってないんじゃないか、ということ。「あ」って打てば「ありがとう」が勝手に出てきちゃう。それをぽちっと押せば相手に届いてしまう。便利なんだけどね、予測変換。けれどもどこか、作業とまではいわないけれど、その便利さに甘えてしまっていたかもな、と。

今やスタンプでもありがとうが送れる時代。

でもだからこそ、面と向かってちゃんと声で伝える「ありがとう」や、手紙やメモでの文字で伝える「ありがとう」を、意識的に増やしていきたいなあと思うし、携帯で打つ「ありがとう」も、これからもわたしは予測変換のお世話になるけれど、それでもちゃんと、気持ちを込めて1回1回、送りたいな、と思ったのでした。

ちなみに。この機会にありがとうという言葉についてネットでいろいろ見ていたら、「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」という説があって、なるほどな、と。「ありがとう」は漢字で書くと「有難う」。つまり、有り難い=あることが難しい、という意味。生まれたことも、今生きていることも、今日も出勤できたことも、こうしてnoteを書いていることも、笑っていられることも、家に帰ったらだんなくんが作ったおでんが待っていることも、ベッドで眠りにつけることも、あたりまえではなくて、特別なこと。すごいこと。貴重なこと。

あたりまえのことなんて何1つなくて、1つ1つが、有難いことなのだと、そんなふうに捉えられたらきっと、感謝にあふれた幸せな人生を生きられるんじゃないかなあと思った。

読んでくれて、ありがとう*

#携帯あいうえお #ありがとう #エッセイ


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