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グループディスカッション 必勝法

この二週間で、五回ほどグループディスカッション(以下GDと呼ぶ)に参加させていただき、最初のGDでは、何をすればいいのか、どう自分をアピールすればよいのかまったく自信がなかった自分も、ある程度コツをつかめるようになったので、今回は自分が学んだことをここにまとめておこうと思う。

GDには、ファシリテーター、書記、タイムキーパー、発表者と、主に四つの役割があるのだが、それぞれの役割について注意すべき点は以下のようになる。

ファシリテーター(ファシリテーター以外の人も意識すべき)
まず、最初に意識してほしいのは、スタートダッシュを大切に。ということ。最初の数分間が一番時間を無駄にしやすい。お題が出された時点で、最初の数分間で、役割分担、時間配分や前提条件についてどう話を進めるか、ある程度頭の中で想定しておくといい。また、知らない人といきなり一緒のグループにされて、誰が最初の一言目を言うのか、お互いを探りあっている間に数秒経過しているということもよくあるが、それはもったいない。最初の一言目は我先に自分で言うと決めて参加するくらいの勢いを持とう。最初の一言目をはなつだけで、最初の気まずい雰囲気を破った〇〇さん、という風に積極性を評価してくれやすい。

例えば、20分でGDをしてくださいと言われたら、GDが始まる前に、5分で前提条件の確認、7分で課題の洗い出し、解決案をいくつか出す→8分で施策の深堀りなど、なんとなく頭の中でイメージしておく。

また、お題が例えば、”一カ月で大学の売店の売り上げを20%上げる方法”と言われたら、前提条件として、大学の場所(地方か都内か)、売店の場所(出入口近くか、キャンパスの中心付近か)などを設定しよう、どんな設定だったらみんなが想像しやすいかな?など、みんなになげかける質問を考える

誰かが鋭い指摘をした際や、いい案を出してくれた際には、”その案めちゃめちゃいいですね!”と笑顔で言って、グループの雰囲気を良くしよう。

ファシリテーターの特権は、自分の意見を通しやすいというところにある。ただ、理由を述べずにこっちの案の方がいいというように言うと、ただただ自分の意見を押し付けている人のように見られる。そこで、他者の意見を認めたうえで、理由を述べてから自分の意見を言うことが大切である。例えば、”〇〇の意見もいいと思うんですけど、今回は時間もないですし、客数を増やす方が計算もしやすいので、〇〇の案で行く形でどうでしょう?”という風に言うといい。

GDをしていて気づいたのは、自分も含め、YESマンが多いということ。特に、GDの経験が浅く、自信がない人は、何が正しいのかわからず、とりあえず相手の意見に賛成してしまう。その日に初めてあった人に意見を言いずらいというのもあるだろうが、先に意見を言ったもの勝ちとなってしまっては良いGDにはならない。例えば、解決すべき課題の案が出すぎていて、時間もない時には、”もう時間もないので、この中で課題を一つに絞りたいのですが、どれにするべきですかね?”などと投げかけ、軌道修正することも大切だ。一番避けたいのは、全部の意見に賛成して、すごい薄っぺらい施策をいくつも出すことだ。課題はいろいろ出したうえでボトルネックを一つに絞り、その課題に対する解決案がいくつかでてきたら、その中から一つ施策を選んで深堀していくことが必要。時間が限られているGDでは、一つの案をどれだけ深ぼることができるかが大切。

また、前提条件がまだ詳しく決まっていない状態で次の話題にいったときや、論点がずれてしまったときなどには、話しを戻すことが大切。

書記
箇条書きに書き出す。いくつか案が出たなかで、一つに絞る場合、その案を太字にして目立たせる。

タイムキーパー
iPhoneの画面をPCの画面に映る用に開き、後何秒で〇〇の時間終わりです、と説明する。
また、議論が白熱していて言い辛い際には、ズームのチャットで、後何秒で〇〇の時間終わりですと記す。

発表者
前提条件→課題→解決案→施策の順に簡潔に説明する。同じことを繰り返し言わないよう気をつける。

おまけ
初対面の人同士でも、ぽんぽん意見を言いやすい雰囲気にするためにも、お互いをあだ名で呼んだり、ため口で話してもいいですかね?など、フレンドリーな空気作りをする工夫も大切。ズームでのGDの場合には、自分の名前の横に()であだ名を書いてもらうようお願いするといい。ため口に関しては、自分はためらってしまい、まだ試したことがないので、ぜひ初対面の人とため口でGDを行った経験のある人は、どうだったか教えてほしい。

GDは実戦経験をすればするほど自信につながり、自分の得意な戦い方が見えてくるので、いろいろな対策セミナーに積極的に参加するべし!毎回の練習でそれぞれ違う役割を試してみて、自分の一番やりやすい役割を探ってみるのも楽しい。トライアンドエラーで、頑張っていきましょう!

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