あの日。東京から神戸の実家に着くまでに起こった出来事
阪神淡路大震災26周年 〜あの日とその後〜
阪神淡路大震災が起きた1月17日の早朝、私は東京にいた。広告代理店の若手スタッフとして2時間前に眠ったばかりだった。2日後に控えたプレゼンのメンバーになっていて、連日の深夜作業でくたくただった。あの日。眠って2時間ほどで、電話でたたき起こされた。横浜に住む叔母からだった。
「としこちゃん?」
聞いたことがない、すごく低くてこわい声だった。
「テレビを見た?神戸の実家に連絡ついた?」
なんのことかわからず、慌ててテレビをつけたら、