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スペインでのキーパーの特徴と役割について

Hola! 今日から1週間ポジションのお話をしていきたいと思います。

1日目はキーパーについて話していきたいと思います。

では見ていきましょう。Vamos!

キーパーの唯一の特権

キーパーはオンプレー中に唯一フィールド内で手が使える選手です。

なぜこのような特権を持っているかというと、キーパーで一番大事になゴールを守るという役割があるからです。

もしキーパーが毎試合、無失点で抑えられたとしたらチームは負けることは100%ありません。

当たり前ですよね、キーパーで一番大切な役割は相手にゴールを入れさせないために手や脚、身体の全てを使ってゴールを守るということです。

スペインで評価されるキーパー

まず、キーパーで評価される基準は皆さんなんだと思いますか?

多くの方々はセービングが上手いとか背が高いとか思われると思います。

ですが、スペインでは違います。

僕が実際にスペインのチームでプレーしてきたり、コーチやトレーナーを育成年代でしてきた経験からすると、監督やプレイヤー(特にセンターバック)がみんな口を揃えて良いキーパーの特徴をこう言います。

コーチングができる。

フィールドプレイヤーの中で1番後ろにいる選手はもちろんゴールキーパーです。

1番後ろにに位置するためフィールド全体が見えて、味方選手のポジショニングや相手選手のポジショニングが把握できます。

そのため、キーパーは素早くどこに危険があるか察知し、味方選手に情報を与えなければなりません。

スペインでキーパーはこうあるべきという、面白い表現があります。

キーパーはラジオでなければならない。

これはキーパーはラジオのように常に味方選手にコーチングによって情報を与え続けなければいけないと言う意味です。


ビルドアップにおいて大事な役割

キーパーはゴールを止めるだけではなく、ビルドアップの時に大きな役割を果たします。

みなさん、それはどのような役割だと思いますか?

チームに深さを与える

キーパーはもちろんフィールドプレイヤーの1人なので、後ろからのビルドアップにも関わります。

その時にキーパーが深さを与える事によって、チームに深さが生まれ、相手チームをそこの深さまで動かす事ができます。

それにより、チームにスペースが生まれ攻撃がしやすくなります。

この時に注意しなければならないのが、パスコースを作る事です。

センターバックの選手などとパスコースが被らないポジショニングを取る事によって、ボールを持っている味方選手に1つ多く選択肢を与える事ができます。

日本人キーパーが海外で活躍するには

今まで日本人キーパーが海外で活躍したケースはほとんどありません。

まず、日本人キーパーが海外に出る事もほぼないのです。

なぜなら海外のキーパーはとてもレベルが高い上に、日本人キーパーが海外で活躍するにはとても難しい条件が1つあります。

完璧な言語力

最近で言えば日本代表のキーパーであった川島永嗣選手が、代表的な例であり、川島選手は唯一日本人キーパーで長く海外でプレーしていた選手です。

有名な話ですが、川島選手は学生時代から外国語を勉強しており、6ヶ国語を扱えるほど言語能力に長けています。

前述したようにキーパーはラジオのように常に後ろから味方選手に情報を与え続けなければならないポジションであるため、その国の言葉をマスターしてなければ味方選手に正確に情報を与えられる事ができません。

なので、まずはその国の言語をマスターする事が海外で日本人キーパーが活躍する第一歩なのだと個人的に思います。


最後に

僕のポジションはキーパーではありませんが、10年間スペインで得た経験をもとに、自分なりにスペインでのキーパーというポジションの概念を書いてみました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

今回、書いた記事を多くの人に知ってもらいたいと思っていますので、是非、周りの友達や知り合いにシェアしてください!

次回の記事も違うポジションについて自分なりにまとめてみますので、フォローしてもらえると嬉しいです!

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