嫌な同僚にも親切にしまくろう!
最近、親切に関する研究が増えていて、例えば誰であれ親切にすると、ホルモンバランスが整う、幸福感の向上につながる、不眠症が改善される、時間に対する焦りがなくなるなど、メンタルにとてもいい効果が出ることが分かっている。
つまり、親切は自分のためにするのである。
研究では、週に1回のペースで特定の記録を取ってもらった。
今どんな感情をもっているか、幸せか、楽しいか、イライラしているか、その週にいいことや悪いことがあったかなど、ポジティブな体験とネガティブな体験を聞くわけである。
さらに、仕事に対する満足度を聞いた。
これを4週間続けたのだが、その間、対象者をひそかに半分ずつに分け、半分の人には同僚に対して意識的に親切にしてもらうようお願いした。
残りの半分の人には、何も言わずに普通に過ごしてもらった。
ちなみに、この時に親切というのは、負担を感じるレベルのものではなく、例えば飲み物を買いに行く時に隣の人の分も一緒に買ってくるとか、「この間はありがとう」など、お礼の言葉を言ったりメールしたりするという程度のもの。
その結果、親切にした側も親切にされた側も、オートノミーがアップしていた。
これは簡単に言うと、自分は仕事ができるという、仕事に対する自信のようなもの。
さらに、親切にした側は、人生と仕事への満足度が上がり、メンタルが落ち込み頻度が下がっていた。
つまり、親切にする相手が自分の好きな人でも嫌いな人でも、自分自身が得られるメリットは変わらなかった。
親切にすることで仕事に自信がつき、人生や仕事への満足度が上がり、気分が落ち込みづらくなるので、実は親切はとても自分のためになる。
だから、負担にならない程度の親切をすることがすごく大事なのである。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?