アンダードッグ効果とは?

何か困っていることがあって、人に頼んだり、助けを求めたい時には、誠意をもって正直に状況を伝えるのが、結果的に一番の近道になる。


変に強がって弱みを隠そうとするより、自己開示した方がかえって共感が得られやすい。


これを心理学では、アンダードッグ効果と呼ぶ。


アンダードッグというのは、負け犬や勝ち目のない人という意味で、要するに弱い立場にある人を応援したくなるという判官びいきの心理のこと。


コピーライティングでも同じで、「実は・・・」と洗いざらい打ち明けた瞬間に、読者に受け入れてもらい、続きを読んでもらいやすくなる。


ただし、「正直に言うと」と言いながら、白々しい嘘をつくと一気に信頼をなくすリスクもあることは覚えておきたい。


また、企業が祝い事のたびに、「〇周年記念キャンペーン」といったものを行うように、感謝や歓迎の気持ちを伝えることによっても、好感を持ってもらいやすくなる。


単に情報を連絡するだけの場合でも、こういったプラスアルファの口実を加えて、日頃の感謝をしっかり伝えれば、信頼関係が構築される。


このように、誠実さ・親切さを出すのは、常日頃から行うべきユーザーとの基本的なコミュニケーションなのである。

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