ジョブズが残した業績!
Appleやピクサーで数々の業績を挙げた故スティーブ・ジョブズは、聖人ではなかった。
例えば、Appleの共同創設者であるヴォズニアックと2人でゲームを作った時は、事前に儲けを山分けすることになっていたにも関わらず、ジョブズは報酬の5000ドルくらいを着服した。
ヴォズニアックには、報酬は700万ドルと伝え、350万ドルしか渡さなかった。
さらにジョブズには、彼が23歳の頃にできたリサブレナンという非摘出子がいたが、長期に渡って認知を断り続けた。
そのせいで、リサの母親は我が子を育てるために、生活保護に頼らねばならなかった。
このような悪名が重なり、1993年にはジョブズはフォーブス誌が選ぶアメリカで最もヒドイ上司にランクイン。
社内でも気分次第で部下のクビを切る暴君として恐れられる存在だった。
しかし、その一方でジョブズが残した業績を認めない人は少なくない。
ウォルター・アイザックソンの著書『スティーブ・ジョブズ』には、ジョブズがもつ消費者製品のトレンドや方向性をつかむ予見力や当時は小さなCGスタジオしかなかったピクサー社に多大な資金を投じ、部下たちのヤル気を最大限に引き出すリーダーシップを発揮した事実が描かれている。
ジョブズがもつダークサイドは、彼が発揮した偉大な能力のコインの裏面でもあった。
ここ数年の心理学でも、人間のダークサイドは発想力につながりやすいとの見解が当たり前になり始めている。
このような特性を上手く使うことで、人生を変えていくことができると考えられている。
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