最低限これを知らなきゃ、危なっかしい!
日本には四季がある。
四季は必ず毎年同じではなく、冷夏や暖冬の年もある。
夏の暑さが長引いて、秋らしさが感じられないまま冬に突入する年もある。
だが、10年や20年といった長期的な視野で見ると、やはり四季は確実に存在し、循環している。
そして、景気にも同じく循環する性質がある。
全体的な株価の短期的な動きは、不思議な存在。
それでも、長期的な視野で景気を眺めてみると、日本の四季のようにゆったりと循環しているのが分かる。
もちろん時には、バブルや金融危機などが発生する年があり、規則性がないように思える。
それらはまるで、冷夏や暖冬のような異常気象である。
それでもやはり数年間単位で見ると、異常気象も含めて、景気が循環していることが分かる。
専門的には、景気が一番下がっているところを景気の谷と呼ぶ。
また、景気が一番盛り上がっているところを景気の山と呼ぶ。
そして、谷・山・谷の一連の流れを、景気の一循環という。
株価と景気は、おおむね連動している。
企業の業績は、景気の影響を受けるのが当たり前。
短期的な売買に夢中になっていると、この当たり前さえ忘れてしまう。
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