難易度の高いチャレンジに向けて?

私達は往々にして難易度の高いタスクは先延ばしにしてしまう。


それは、超複雑なものに取り掛かるよりも、別の簡単なタスクの方が手を出しやすいからである。


「難しそうなやつは、とりあえず無視して後で考えよう」が積み重なることで、結果的にタスクを命じられた1カ月後に着手すらできていない進歩0%のようなことになってしまう。


こういった問題に対して、因数分解が与える良い影響を紹介する。


難易度が高く、パッと見どこから手を付ければいいのか分からないタスクを与えられることは、会社員をしている人であれば、誰しも経験がある。


むしろ、難易度の低いタスクしか与えられていない状況だと、そもそも期待されていないか、自分自身のレベルにその組織があっていないか、いずれにしてもそこは離れるべき。


このような難易度が高いタスクに取り掛からなければならないシーンはある。


そこで、「何から手を付けるべきか分からない、考えるのも面倒くさい」となってしまうのは、仕事を大きな単位で捉えているからである。


これに対して、機械的で構わないので因数分解していく。


因数分解することで、この面倒くさいタスクが、ちょっと違った見え方になる。


面倒くさいタスクの中に、「課題の抽出、ニーズの確認、代替え案の作成」といった言葉が出てきたら要注意。


これらのある種定義の広い言葉は、その定義の広さからビジネスの現場で共通言語として使われがち。


例えば、「ニーズの確認」であれば、「誰の、何に対する」ニーズなのか、「商品ラインナップを豊富にして欲しい、エリアを大きくして欲しい」といった量的なニーズなのか、商品自体のクオリティを上げて欲しいという質的なニーズなのか、分解軸は様々である。


とにかく、機械的に分解していくと、案外「まずこれを確認して、そのあとはこれをやる、そうなると、先にあの部署に確認した方がいいな」など、具体的かつ細かい、ある種「取り組みやすいタスク」に分解することができるだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?