癒されない休日を過ごすと・・・

日々我慢し、耐えているサラリーマンの人達にとって、その辛さや重圧から逃れるために必要とされているのが、ストレス解消法。

テレビや新聞などで、「私のストレス解消法」というテーマで政財界の大物や一流企業のトップが休日に読書や盆栽などを楽しむ姿が紹介されたりする。

それをすることで、激務による心身の疲れを癒しているなどというコメントを聞いて、自分にもストレス解消法が必要だと痛感しているだろう。

しかし、メディアで取り上げられるようなストレス解消法が見つからない時、つい手っ取り早く始めてしまうのが、ギャンブルや酒という人もいる。

一日中ネットサーフィンをする人や、女性だと友達とおしゃべりをする人も多い。

ところが、こうした方法ではストレスが消えていない。

休日になってパチンコをしていたり、あるいは一日中ネットサーフィンをした後、夜になって「また明日から仕事か・・・」と思った時、どのような気分が襲ってくるだろうか。

おそらく、「あ~あ」と深いため息をついてしまう。

パチンコやネットサーフィンをしても、心身は癒されず、明日への活力が湧くこともなく、ただ一日を無駄に過ごしたという苦い思いが残るだけで、全くの逆効果にしかない。

ストレスが解消されるには、抑制性の神経伝達物質として興奮を鎮め、リラックスをもたらす効果のあるガンマアミノ酪酸や、精神の安定をもたらし幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌される必要がある。

これらの神経伝達物質は、癒される活動をした時に分泌されるのが特徴で、例えば瞑想や礼拝、読書、自然の中での散歩などに代表される静の活動で分泌が盛んになる。

また、友達や家族とのゆっくりした会話なども、効果的である。

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