相手に好かれたい時は、こうしよう!

人を助けたり、ボランティアや親切を行ったりするのは素晴らしいこと。

心理学的にも、様々なメリットがある。

でも、相手に好かれようと思って、相手のことを一生懸命助けようとするのはあまり意味がないことが指摘されている。

同性でも異性でも、年上でも年下でも、誰かと仲良くなろうと思うと、相手のために何かしてあげよう、できることがあれば何でも助けてあげたいと考えるのが人情だが、心理学的な戦略としては、それよりもいい方法がある。

嫌われるのが怖くて、周りからの頼み事を断ることができないとか、周りから好かれたいし、社会的にもいい立場でいたいから、NOと言えないという人がいる。

でも実際に人が好きになるのは、助けている相手だということが分かっている。

つまり、好きになって欲しい人がいたら、その人に助けてもらうといい。

その人からたくさん助けてもらえればもらうほど、好かれていく。

なぜ、助けた相手のことを好きになるかについては、色々な説がある。

その一つが、認知的不協和の解消理論。

簡単に言うと、基本的に脳は矛盾を嫌うので、矛盾が起きたら辻褄を合わせようとする。

最近、助けてあげた人や、普段助けてあげたい人は、当然大事な人のはず。

大事を助けたいのだから、そんなに好きではないとか、あるいは嫌いだという人を助けたら矛盾が生じる。

その矛盾を解消するために、脳は助けた相手に対して、「自分はよく思っていなかったけれど、よくよく考えてみると言っていることもまともだし、この人にもいいところはある。本当は好きだったのではないか。好きだったからこそ助けたわけだ」と、勝手に自分の感情を変えてしまうのである。

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