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初めてのひとり登山

私は登山が嫌いだった。理由は、登山をきっかけに友達と喧嘩をして、その後も頑固な二人は仲直りせずに最悪な雰囲気で旅行をした、そして、就職もあって物理的距離が離れたこともあってか、それっきり会ってないという苦い思い出があるからだ。それ以来、2年くらい山には一歩も入っていなかった。

最近、一緒に登ってくれる人がいて、ようやく登山嫌いを払拭しはじめている。しかし、その人は東京にいて、こんなご時世だから「山に登りたい!」というときに気軽には誘えない。

とある土曜日。その日は、全てがうまくいかないような1日だった。すべての人類を上から見渡したいと思った。(相当ストレスが溜まっていたようだ)夜8時ごろ、思い立って朝登山を計画。近くの低山に朝5時出発で登ることに。

最近、朝を活用しているビジネスマンの本を読んで、朝の時間は特別なんです!という内容に対して、「ほんまか?」と疑わしい心を持っていたことに、陳謝。自転車で向かうまでに、朝霧を見たり、ひんやりと美味しい空気を吸うことができた。

いざ、登山道へ。初めて登るので、ドキドキ。道がわからなくなったら終わりやな〜と思い、人生の最後を頭でシュミレーションしてるうちに、1時間半ほどで頂上についた。朝霧越しに岡山市民を見下ろす優越感はいかほどか。

下山したところにあった神社で、お賽銭投げて、手を合わす。人類を上から見下ろすとか思ってごめんなさい。

よかった、いつもの自分に戻ったようだ。忙しさで、精神が乱れがちな私にはひとり登山はぴったりなよう。

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