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推しの紹介をさせてください

はじめに

昨日、私の応援しているアイドルがグループを卒業した。
記念すべき第一回の投稿は私の人生の支えであった彼女について書こうと思う。

紹介

まずは彼女がどんな人物なのか紹介していく。
オタク用語でいうところの私の推しメン、影山優佳(22)は日向坂46に所属していた一期生だ。
現在同グループは九月に加入を果たした四期生12人を含めて、31人で活動している(影山優佳を除く)。
グループきっての秀才で一時東京大学への受験に専念するためアイドル活動を休止していたこともある。歌唱力、バラエティへの積極性にも優れるオールラウンダータイプのアイドルである。
そんな彼女を一躍有名にしたのがサッカーW杯だ。自身もプレイヤーとして五歳から楽しんできたサッカーへの熱量はすさまじく、スタメン、優勝国、スペイン戦での得点結果に至るまで様々な予想を的中させ、その知識と分析力はプロをも驚愕させた。

アイドルとの出会い

彼女の魅力について語るにはここはいささか余白が足りなすぎるので、こも程度で割愛させていただき、ここからは自分のアイドル人生について振り返っていきたいと思う。
私がアイドルオタクとしての第一歩を踏み出したきっかけはミュージックステーションに欅坂46が初めて出演したときのことである。既存のアイドル像をぶち壊すダークな歌詞や演出に心を奪われた。
そうはいっても出演番組やライブをおいかけるほどの熱量もなく、欅坂46の妹分であるけやき坂46(後の日向坂46)が活動を始めたときも大して関心を抱かなかった。
上記の通り日向坂46の一期生である影山優佳がアイドルになったのもこのけやき坂46の活動開始時である。

オタクとしての成長

そんな私が本格的にアイドルに熱中し始めたのは高校時代の親友による布教活動が原因である。
周りの趣味に染まりやすい性分の私は親友に勧められるまま坂道グループの冠番組を視聴するようになり、メンバーの名前や曲も大半は覚えたところで高校の近くで開催された日向坂46のライブに授業を休んで参加し、見事オタクへと成長した。
高校生の時期にアイドルにはまったのがよくなかったのだろう。自由に使える時間とお金が増えた私はそのほとんどを彼女たちに費やした。
結果、充実したオタクライフと引き換えに県内有数の進学校で成績は下から数えたほうがダントツで早いまでに落ちてしまった。

秀才にあこがれて

そんな現実も見えずアイドルに熱中していた私に突然突き付けられたのが推しメンバーの活動休止である。理由は東大受験に専念するため。
オタクというものは単純なものである。
彼女と同じように私も東京大学を目指して勉強をしようと決意したのだ。
成績が低いとはいえ進学校に通っていた私は、自分は地頭がいいものだという根拠のない自信があった。
実際はその高校に入学できたのも地方中学から県内有数の高校に受験する学生にありがちな教員による内申点の過剰な装飾によるものが大きいのだろうけれど。
私の人生は彼女に出会えたことによって大きく変わったのだ。

そんなbitterな話

彼女は無事に志望大学へと入学を果たし、私も翌年それに続いた。
なんてことになっていれば非常にめでたい話なのだろうが東京大学はそんなに広い門を用意してはいなかった。
私は一年間の浪人を経て後期受験で現在の大学へ合格した。
浪人時代もくじけることはたくさんあったが憧れの人が愛した知識を同じように愛せる人間になりたいという一心で努力を重ねた。
そんな人生を変えてくれた彼女がいま新しい門出を迎える。
様々なものに興味を示し努力を惜しまない彼女が今後どのような人生を送るのか楽しみであるが、願わくば芸能活動を継続してその人生の過程を応援することが出来ればと切に思う。


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