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Weekly HRTech #2(21/10/03~21/10/09)

2021年10月3日から10月9日にかけて発表された国内HR Tech関連のニュースは25件、内訳は以下の通りです。

①サービスのローンチ・新機能 9件
②業務提携 2件
③実績・導入実績 0件
➃資金調達・M&A・上場 3件
➄調査 9件
⑥その他 2件

今週のPickUp

「HR Ads Platform」がATS接続開始 ゼクウの採用管理システム「RPM」と提携

「HRアドプラットフォーム」は、求人企業と求人メディアをアドテクノロジーでマッチングすることで、求人情報の流通を促し、企業とより多くの求職者との出会いを創出する運用型求人広告プラットフォーム。

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広告業界で起きた予約型広告から運用型広告へのシフトを求人広告でも起こそうとしており、以下の3つが特徴。
・多数の求人メディアと連携、一度の原稿作成(入札)で複数の求人メディアに掲載できる
・機械学習で掲載先の選定や出稿を自動化。大幅に工数削減が可能
・予算、応募単価、掲載期間を企業側が設定する応募課金モデル

今回外部の採用管理システム(ATS)と初提携。派遣会社向けATSでシェアNo.1のRPMと提携したことで250社以上のRPM導入企業がHRアドプラットフォームを利用できるようになった。

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求人広告で運用型への転換が起こるのか、ウォッチしておきたい動向です。


①サービスのローンチ・新機能 9件

“コーチ”を付ける”を当たり前に。コーチングを初体験できるサービス「ミッカッタ。」β版の提供を開始!

米国で1.4兆円にも上るコーチング市場への日本人のハードルを下げるため、「コーチングを初体験」できるサービスがローンチ。審査を通った資格を持つコーチがコーチングを担当し、オンラインで悩みや課題について相談できる。先着100名限定で無料で2回コーチングを体験できる。


【業界初】本物の面接官が質問を読みあげる面接対策アプリ「hanasel(ハナセル)」をリリース!

ITエンジニア転職の支援サービス「転職クエスト」を提供する株式会社whattは面接対策アプリ「hanasel」をリリース。hanaselは「本物の面接官の声を相手に面接練習ができる」「約150問の頻出質問に対して対策ができる」「面接練習した音声を録音して振り返ることができる」という機能を有しており、バイト、大学入試、新卒、転職などで幅広い利用が可能。


オンラインテストSaaS「ラクテス」で、神奈川大学の杉山崇教授による職種適正チェックテストを10月6日に公開。無料で利用可能。

サイトエンジン株式会社は、神奈川大学の杉山教授が制作した職種適正チェックテストを、運営するオンラインテスト作成・運用支援SaaSの「ラクテス」に掲載。テストは「ラクテス」で無料利用でき、求職者やスタッフが受験することで、人事担当は職業適正を見極めるヒントを得られる。


みんなの口コミがあなたのキャリアをお手伝い!口コミ情報サイト『みんなのキャリア』リリース

『みんなのキャリア』は、転職、就職、フリーランス、アルバイト・派遣、スキルアップを目的に活用するサービスの口コミ情報サイト。おすすめ比較や体験談、口コミを通じて、人材サービス情報を整理できる。


パフォーマンスマネジメントSaaS「Co:TEAM」、大規模アップデート&デザインリニューアルを実施


活躍・貢献人財にスポットライトを当て、モチベーション向上に有効活用!社内SNS「THANKS GIFT」が自動表彰機能をリリース


増加するフリーランサーがより快適に働くためのSNS管理ツール「Post’em(ポステム)」 β 版の提供を開始

株式会社ベクトルの子会社である株式会社スマートメディアは、フリーランス向けのSNS管理ツール 「Post’em」を提供開始。今後、決済や有料ブログ投稿機能を実装し、仕事の受注から決済を Post’em で完結できるようにする予定。フォロー機能、フリーランサーのレビュー機能等によりフリーランサーにとって不可欠なプラットフォームへ進化させる予定。


【理系新卒採用×AI】理系新卒採用サービス「TECH OFFER」、AI(人工知能)によるキーワードレコメンド機能を本格開始

理系学生採用支援を行う株式会社テックオーシャンは「TECH OFFER」にAIによる“技術キーワード”のレコメンド機能を追加。これにより、学生は自身の所属(研究室等)に関連するキーワードをより手軽に登録でき、マッチング時の技術親和性をさらに高められるようになった。テックオーシャンはこの機能の搭載でマッチング創出機会が従来より30%程度拡張されると想定。


【新機能】HRチャットボット「HiTTO」人事部門から従業員へメールを送れる機能を追加


②業務提携 2件

「HR Ads Platform」がATS接続開始 ゼクウの採用管理システム「RPM」と提携

株式会社イオレは、運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」において株式会社ゼクウの提供する採用管理システム「RPM」と提携開始。採用管理システムと初の提携により、運用型求人広告をより使いやすいサービスにすることを目指す。


【連携開始】動画を取り入れた新卒採用活動の強化を。『株式会社ログシー』と『株式会社LOCUS』との連携開始のお知らせ

採用コンサルティングやRPOを展開し、企業人事との接点が強い株式会社ログシーと、動画制作や動画コンサルティングなど動画を起点とした様々なソリューションを展開し、HR領域の動画にも強みを持つ株式会社LOCUSが動画によって企業の採用活動を支援すべく、連携開始。


③実績・導入実績 0件

➃資金調達・M&A・上場 3件

アスリートの就職支援事業、アスリートエンジニア事業を展開するアーシャルデザインが第三者割当増資による資金調達を実施。


【HERP】DNX Venturesをリード投資家としてDCM Ventures・マネーフォワードらから9.5億円を資金調達し、累積資金調達額約15億円へ

株式会社HERPが、DNX Venturesをリード投資家として、DCM Ventures、株式会社マネーフォワードらを引受先とした第三者割当増資、および日本政策金融公庫からの融資を合わせて、総額9.5億円をシリーズBラウンドにて実施。これにより累積資金調達額は約15億円となり、今後はスクラム採用プラットフォーム『HERP Hire』およびタレント管理プラットフォーム『HERP Nurture』β版への事業投資に加えて、HRTech領域における新規事業開発とそれに伴う人材採用に積極的に取り組む。

同時に公開されたインタビュー記事では、以下のような意気込みを語る。

我々が新規投入するプロダクト・機能はどれも『HERP Hire』のATSとしての基盤があるからこそ、ユーザーにとって大きな価値を提供できるプロダクトになると思っています。活用するサービスの土台が最も多くあり、その延長線上にあるプロダクト・機能だからこそ、利用のハードルも低く、オンボーディングも効率的になります。

HERP Nurtureをセカンドプロダクトとして展開する背景として、今後どの企業でも重要になっていく“デジタル人材の採用”にコミットしたいと考えていることがあります。ITエンジニアのみならず、データサイエンティストやWebマーケター、SaaSセールスといった人材とのタッチポイントを的確に増やし続け、最適なポストを適切なタイミングで提示して人材を確保できるようにすることが、『HERP Nurture』の活用でできるようになるはずです。それだけでなく、入社後の最適なオンボーディングまで図れるような一気通貫の仕組みを視野に入れています。

「タレントプール機能の有料化」は、日本では時期尚早という指摘もあり、確かに今後大きくなるマーケットであるとも思います。ただ、これから伸びると信じているからこそ、有料提供によって本気で事例をつくっていって、企業や働く人たちの考え方をアップデートしていきたいのです。


東京証券取引所マザーズ市場への上場に関するお知らせ


➄調査 9件

【20代意識調査】半数以上が「DXに取り組む企業は志望度が上がる」と回答。「必須の取り組み」「DXでよりクリエイティブな仕事ができる」の声。7割超が、DXに関するスキルの習得に意欲を見せる。

株式会社学情は、20代の仕事観や転職意識をひも解くために、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」に関してアンケート調査を実施。20代の意識について以下のような特徴が明らかになった。

・7割以上が「DXに取り組む企業」は「好感が持てる」と回答
・5割超が「企業がDXに取り組んでいることを知ると志望度が上がる」と回答
・3割超が、「転職活動において、企業のDXに関する取り組みを意識する」と回答
・7割超が、「DXに関するスキルや知識を身に付けたい」と回答


Job総研による『’21卒 入社半年の転職意識調査』を実施 7割が3年以内に転職を希望 転職時代に薄れる終身雇用

キャリアに関する研究や調査を行う機関『Job総研』を運営する株式会社ライボは、2021年4月入社の社会人男女260人を対象に「’2021年新入社員実態調査(後編)」を実施。以下のような特徴が明らかになった。

・入社半年で34.0%がすでに「転職を検討している」と回答
・転職検討中の約半数が入社3ヶ月で転職を考え始めたと回答
・転職検討中の半数以上は職場で何かしらのストレスを感じている
・ストレスになっている原因で最も多かったのは「給与が見合わない」37%
・全体の73.9%は3年以内の転職を検討している


20代~30代のノンデスクワーカー女性400人に聞いた「コロナ禍での変化に関する調査」 3人に1人が「異業種転職(キャリチェン)したい」と回答。

キャリアチェンジしたい女性に向けた転職サービス『キャリチェン』を展開する株式会社エージェントゲートは、全国の20~39歳のノンデスクワーカーの女性400人を対象に、コロナ禍での変化に関する調査を実施。ノンデスクワーカーの女性について以下のような特徴が明らかになった。

・約3人に1人(34.0%)が「収入が減った」と回答。
・約7割がコロナ禍を機に”チェンジ”したいことがあると回答
 1位「お金の使い方」44.5%
 2位「生活習慣」31.8%
 3位「職場・職種」30.0%。
・約5割が異業種や未経験の仕事への転職意向があると回答


「マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(9月)」を発表

株式会社マイナビは、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒大学生 活動実態調査(9月)」の結果を発表。以下のような特徴が明らかになった。

・2022年卒業予定の大学生・大学院生の9月末時点での内々定率は86.6%
・内々定先について、周囲から否定的な意見や反対を受けたことがある学生は27.7%で、反対された相手は父親・母親がもっとも多く約7割。反対されたことのある点の上位は「安定性」「将来性」「福利厚生制度の充実」
・内々定先について否定的な意見や反対を受けた学生のうち、内々定先を辞退した学生は30.0%。反対を受けても説得や再検討を経て入社を決めている学生は6割以上


<速報>22卒・10月1日時点の内定率は88.4%

株式会社ディスコは、2022年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、10月1日時点での就職活動に関する調査を実施。以下のような特徴が明らかになった。

・10月1日時点の内定状況について、内定率は88.4%。前回調査(7月調査、80.1%)から3カ月間の伸びは8.3ポイントとなり、前年同期実績(88.6%)を僅かに下回った。
・就職先が決まっていない学生の今後の予定について、「就職先が決まるまで就職活動を続ける」54.7%。前年調査(58.7%)より減少
・内定式について、内定式があった学生は67.3%。コロナ前(2020年卒、75.1%)に比べ7.8ポイント減少


【2023卒学生】9月後半時点の就職意識調査

株式会社ディスコは、2023年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象に、9月後半時点での就職活動に関する調査を実施。以下のような特徴が明らかになった。

・インターンシップ等への参加状況について、1日以内のプログラムへの参加が主流(87.2%)。「5日間以上」参加者は約2割(20.2%)
・インターンシップに参加してよかったことについて、「興味のある業界の知識や理解が深まった」が約8割で突出。「社員と交流」が次点(53.1%)
・今後のインターンシップ参加予定について、参加希望時期は「12月」が最多。「業界・企業の概要を理解できるもの」に参加希望
・現時点の志望業界について、1位「インターネットサービス」、2位「水産・食品」、3位「情報処理・ソフトウエア」
・業界研究・企業研究に力を入れたい時期について、業界研究に力を入れたい時期は10月が最多。企業研究は11月。ともに前年より早期化
・SNS利用状況について、就活でのSNS利用、「LINE」が最多(44.3%)。「Twitter」「YouTube」がそれぞれ3割
・大学の授業形式(自身の履修)について、対面授業が徐々に増えるも、オンライン中心という学生が多数(前期75.0%、後期66.0%)


【「ボスの日」調査発表】上司・部下の評価コミュニケーションの実態調査…「人事評価に納得」している層は、約4人中3人がフィードバック面談を実施

パフォーマンスマネジメントSaaS「Co:TEAM」を運営する株式会社O:は、「ボスの日(10月16日)」を機して、「上司・部下の評価コミュニケーションの実態調査」を公表。以下のような特徴が明らかになった。

・フィードバック面談を受けた4人に3人(約75%)が人事評価に納得
・フィードバック面談のカギは「承認」と「未来に向けた対話」を伴う「前向き面談」
・人事評価に納得している層は、3人に2人(約66%)が日常的に上司・部下間で評価を確認
・「日常評価」×「前向き面談」の両立グループにおける評価満足度は約9割を超える結果に


今話題の「リファレンスチェック」・「バックグラウンドチェック」の導入実態は!?


【21卒新入社員100人に調査】約7割が、オンラインOJTの「難しさ」を実感 約5割は研修効果を「実感せず」

オンライン学習プラットフォーム「UMU」を展開しているユームテクノロジージャパン株式会社は、オンラインでOJTを受けた経験のある、21卒の新入社員109名に対し、「21卒新入社員のオンラインOJT」に関する意識調査を実施。以下のような特徴が明らかになった。

・21卒新入社員の約7割が「オンラインOJTは難しい」と実感
・オンラインOJTについて、「研修効果を感じていない人」は約5割
・研修効果を感じていない理由、「学んだことが定着しているかわからないから」が約7割


⑥その他 2件

パーソルキャリアのハイクラス転職サービス「iX(アイエックス)転職」が初開催の「iX HEADHUNTER AWARD 2021」受賞者を発表

パーソルキャリア株式会社が運営するハイクラス転職サービス「iX転職」は、「iX HEADHUNTER AWARD 2021」の受賞者を選出。「iX転職」に登録している約2,500名のヘッドハンターのうち、転職支援人数や転職支援年収など、高い成果を残したヘッドハンターを表彰するもので、今回が初めての実施。


株式会社HRBrain、「LinkedIn Top Startups」にて10位に選出

HRBrainは、優秀な人材の興味を引き、実際に獲得したスタートアップとして、最も勢いのある会社を選出するランキングである「LinkedIn Top Startups」の10位に選出された。クラウド上のシステムとして高評価を獲得している点や、最先端のソリューション開発を進めている点が評価された。



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