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ナ○ス式敬礼は多神教ローマ帝国に起源がある。一方、普通の敬礼は中世キリスト教社会に起源がある。

現代の敬礼は、英語圏とフランス語圏で微妙にスタイルの違いがある他、ポーランドの二指敬礼なども有名です。
これらのは敬礼は、いずれも中世ヨーロッパで敬礼をする際に、ヘルメットの前面の可動部分を跳ね上げて敬礼を行っていた事に由来すると言われています。

一方、○チ○式敬礼は、古代ローマ帝国時代の敬礼に由来します。
聖書で、ピラト提督の部下であるローマ兵達が、イエスを侮辱するシーンで行う敬礼がこの敬礼です。
また、世界史の授業で、ローマ皇帝像への敬礼を拒否したクリスチャンは、円形闘技場での公開処刑や猛獣ショーに処されたと教わりますね?それもこのスタイルの敬礼の事なんです。
つまり、クリスチャンから見るとこの敬礼は多神教ローマ皇帝軍、皇帝崇拝などを想起させるはずの敬礼です。

つまり、それぞれ中世ヨーロッパと、多神教ローマ帝国に起源が有るのです。言い換えればキリスト教時代と多神教時代。若しくはヘブライズムとヘレニズムですね。

西欧•東欧の両文明は、内部にヘブライズムとヘレニズムと言う、対極的•相克的な二つの源流を持ちます。

ヘレニズム文明は「知識は貴方を自由にする」であり、ヘブライズム文明は「真理は貴方を自由にする」である、と言う違いです。
人間中心か?神様中心か?と言う対極的な違いを有するんですね。
つまり、エデンの園の知恵の木の実のエピソード(ヘビに化たサタンに唆され、神の命令に背いて食べてしまう)は、如実にヘブライズム側の価値観を表している訳です。

皆さんは、ルネサンスの絵画を見た時に、そこに描かれているのが、ヘブライズムのものか、ヘレニズムの物か、判りますか?
敬礼にもその二通りが有るのです。

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