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紙一重の旅の解放


トルコを友達と旅行していた時の危なっかしい思い出がある。

昨日打ち合わせをしていて、なぜかふと浮かんだんです。

トルコで何都市か巡ってどこかの街にバスで着いた時、バスターミナルで話しかけてきたホテルオーナーのところに泊まることにしました。

彼は丘の上にあるコロッセオに行くオプショナルツアーをホテルでやってるよと言ってくれ、友達とじゃあ行ってみようと申し込んだんです。

集合時間に行ってみると、待っていたのはスクーター2台とオーナーともう一人の男性のみ。

「他の参加者は?」と聞いたら、
「君たちだけだよ」と言われました。

え…微妙。

どうする?と友達と話したんやけど、
結局行ってみようということにしました。

バイクはブーンと丘を登って、
ぐんぐん街から離れていく。

同時に不安も膨らみ始める。

「やばいかも…邦人女性2人行方不明とかになったらどうしよ…」

でも結局コロッセオがあるところまで着き、
素晴らしい景色と遺跡を見て、無事帰ってきました。

めちゃくちゃよかったでしょ?遺跡すごかったでしょ?と
オーナーは話していた。

(後で友人と話していたら、もし襲われたらどうやって逃げようか
考えながらバイクに乗っていたらしい)

わかっています、危ういです、紙一重です。

そんな知らない国で気をつけないといけないです、もちろん。

でもね、でもね、やっぱり世界は広く、やさしい。

自分がそれを取り込むんやって、
触れて感じるんやって、
開いて向かえば、新しい出会い、
価値観が広がってる。

それは、人との濃密な時間を異空間で過ごせた自分への信頼やったり、
わからない言葉、初めてのごはんを楽しめる自分って思ってたほど悪くないっていう、こそばい誇りのような感覚やったり、
そういうのを一層も二層も増やしてくれる。

今思い出してもあれはちょっとスリルやったなって思うけど、
そうやって誰かと一緒に、手を、足を伸ばしたことで見えた景色がある。

そんな機会をこれからも持ち続けていたいし、
楽しく飛び込むことで出てくる見たことのない自分に出会っていきたい。

それを一緒に体感してみたい人、この指とーーーまれ!!の気持ちで
いっぱいです。

いただいたサポートは今後作りたいと思っているメキシコでのレンタルショップを作る費用にさせていただきます。