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アロマンティックと私のお気に入りの気持ち


はじめまして。
アロマンティックを自認して、情報収集などをしているものです。

私が自認(納得)できるまでにとても長い時間がかかってしまったので、駄文にはなりますがnoteに残しておこうと考えました。

スペック:女性/30代/未婚/OL/家庭環境は一般〜やや悪い/2歳差の兄がいるが現在は不仲


  • 恋愛感情というものに違和感を持った経緯

幼少期より目上のいとこや兄を追いかけて、男の子に負けない外遊びなどがすきな所謂お転婆でした。

幼稚園などに通うようになっても、おままごとより外遊びがすきで、男の子のグループに混ぜてもらってました。

ませている子や保護者の方からは、仲のいい子の中に好きな子がいるのではないか?と思われていたようです。

私は「仲のいい子=同じ遊びを楽しめる子」で今考えると、お気に入りって感じの感覚でした。言葉のあやですが、確かに好きに含まれるのだろうと思います。

年長組になると、バレンタインに乗り気な保護者が現れました。
「あなたはいつも遊んでいる子たちの中で、誰が好きなの?⚪︎⚪︎くんでしょう?チョコレート渡してみようか?」
保護者間のコミュニケーションのダシにされ、よく遊んでいた1人に渡しました。

「⚪︎⚪︎くんのこと、好きなんでしょう?」
その会話のあと、事あるごとに揶揄われましたが、私はいつも遊んでいる子たちはすきであったが、保護者や、ませた女の子たちが指しているものとは少し違う事を知りました。

小学生に上がっても同じような感覚でした。
ませた女の子たちのやっかみは年々攻撃性を孕んできたこともあり、いらぬ誤解を受けないように無害そうな女の子の友達作りもしました。
小学生で「好き」と言ってしまうと、私が思っている「好き」と認識してもらえないことを知りました。

中学、高校と恋愛の話題は多くなっていきました。私は女友達の話題に合わせ、興味・関心のあるフリをすることで恋愛についてや、好きということについて知ることにしました。
(この間も「仲のいい子=同じ遊びを楽しめる子」の感覚で、仲よくなるにあたって男女を意識することはありません)
身体的特徴から男の子だな〜とかは、思う程度です。


今でこそ申し訳なく思えるようになりましたが、私自身に恋愛感情を向けてくれる人もいました。

顔見知り程度の方の場合、正直理解できないと思っていました。なぜか好かれているらしい、くらいの認識です。距離を縮めようとしてきたら、クラスメイトや友人のように対応してました。

仲のいい人の場合、とても動揺してしまったように思います。腕に触ったり、叩いたり、肩を組むことができても、その人だけにそうしたいということはありませんでした。
相手は特別感やおそらく独占欲もあったと思いますが、私にはありませんでした。

恋愛感情とは、と言われて実体験に基づいて話すことはできませんがここまでの体験で「私は相手と同じ感情を返せない」ことに気がついていました。

「恋愛」と言われると違和感、しかし関わった人たちにはそれなりの「情」は持っていると思いたいと考えていました。
恋愛はできなくとも親友や、お気に入りと呼べるような特別距離感の近い関係は築けていると思いました。


  • アロマンティックであることを自認する

1番仲がよくなった人の場合が、1番堪えました。今でもその人について考えますが親友、お気に入りと言って過言でない相手。
2人でご飯や遊びに行くこともありました。
が、私はその人に対してキスやハグをしたいと思ったことがありませんでした。

恋愛感情が持てるようになるのではと、何人かと付き合ってみたこともあります。
キスやハグや、その先もしてみました。
やはり恋愛感情は分かりませんでしたが、性的なことに関しては、生理的な嫌悪感がなければおそらくできてしまうことに気がついていました。
その事実について情報収集をしている過程で、Aセクシャルについて知りました。

お気に入りのその人にも恋愛感情がないことを話せず、私が何人かと付き合っていた過去のみ知られている。
私はその人の好意に気が付かないフリをして、転勤による引越しで物理的距離が空くまで過ごしてしまいました。
お気に入りのその人に同じ性質の好意を返せないことに申し訳なく思い、自分自身にも幻滅しました。共通の知人、友人にも大変驚かれました。

お気に入りのその人が、新天地で恋愛していることを知り連絡なども控えるようになりました。



大切な人との関係を壊してしまい、今後も恋愛感情を持たないのであろうと自認しました。

はたしてこの「お気に入り」の気持ちが「好き」や「恋愛」なのでしょうか。


考えれば考えただけ自己嫌悪になりますが、自己分析がてら続けられればと思います。

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