みんながみんな、自分以外の人のことを理解できているわけがない

特に職場でよく聞く言葉。

「あいつはこっちのことを何も分かってない」
「いつもこっちばっかり大変」
「あの人は何もしないから」

そういう言葉。

言っているときは、本当にそう思っているかは別として、感情のままにそう言ってしまいがち。
イラッとしたり、ムシャクシャしたりして、思わず言ってしまうことも勿論あると思います。
私自身も、全くそんな感情を持ったことがないと言ったら嘘になるし、その感情を言葉にすることも全くないわけではない。
だから、そういう言葉を言うこと自体を責める気はない。
(その場の空気は悪くなりますが…)

でも、そういう言葉が本気で言っている言葉だとしたら、それは大きな問題だと個人的に思います。   

自分が「あの人は何もしてくれない」と思っていても、実は相手も同じように「あの人は何もしてくれない」と自分のことを思っているかもしれません。

お互いの知らないところで、お互いのためにやっていることがきっとあって、お互いに支えられたり助けられたりしている部分は必ずある。

それをあえて、お互いに話すこともせず、評価されようとすることもしない。
それは謙遜しているわけではなく、ただただそれぞれが、当たり前のことを当たり前のようにしているというだけだったりします。

当たり前を当たり前に出来ることは実はすごいことです。
でも、当たり前と言ってしまうと、どうしても人はハードルを上げがちになります。
ある意味、恐ろしいことですね。

やることや時間に追われていると、確かに余裕はなくなります。
でも、その影響で、お互いにお互いを補い合ってるはずの状況や、相手への感謝の思いを忘れてしまうのは、お互いにとってマイナスということを忘れてはいけません。

完璧な人なんていない。
自分で何でも、間違いなくこなすことが出来る人なんていないはずなのです。
何でもこなすことが出来る人はきっと、その人自身の努力はもちろんのこと、同時に支えてくれる人が身近にいるはず。
その人自身が、その支えてくれている人に気付いていようが気付いていまいが、必ずいるはずなんです。

常に周りに感謝をすること。 
奢り高ぶらないようにすること。
それはきっと難しいですが、意識するべきことです。

批判する前に、相手をきちんと知っているかを改めて考えてみる。

相手のことを本当にちゃんと分かっていますか?

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