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【感謝】先週は2つの記事が受賞しました
いつも読んでくださり、本当にありがとうございます。単純に感謝だけ述べてもつまらないと思うので、今回はほんの少し小話を挟みたいと思います。
1つ目はウイルスを使った圧力センサーの記事です。ウイルスを調査するのではなくてウイルスを使って調べるっていうのが面白いところですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1667993011142-AduSeuZ1qB.png?width=800)
ちなみに、電気を振動に変えたり、振動を電気に変えたりする、一般的な圧電材料は、きちんと特性を出すためには分極という操作を行う必要があるようです。
これはタイムリーに仕事の中で聞いた話なんですが、意外とこの分極が大事だったりそうでもなかったりという世界があるようです。一応、調べてみると多結晶の圧電材料では分極処理は大事なようです。
これは一般的に使用される結晶が多結晶であり、粒界内で分極の向きがバラバラなことに起因するそうです。一度高温に状態で、電気を加えてこの向きをそろえてあげなければならないようですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1667993099298-Q7OIWjBCgS.png)
直接関係はなさそうですが、感覚としては磁石を近づけることで磁気モーメントの向きがそろう磁性材料ともなにか近いところを感じました。この手の固体物理ど真ん中の話題は、昔勉強した程度なので、またしっかりと学び直しをしたいところですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1667993212958-qg9aK1ncx6.png)
2件目は特殊なコーティングで、音を遮断するセラミックスの記事でした。こうやって見てみると圧電体は振動=音を発生させる効果もあるので、ある意味先週は振動にまつわる論文紹介だったといってもいいのかもしれませんね。
![](https://assets.st-note.com/img/1667993359041-OxHJBld6kM.png)
音の遮断には様々な物質が検討されており、一般的な防音材料だけでなく、ソニック結晶や遮音メタマテリアルなんてかっこいい材料もあるんです。
以前こちらの記事でも紹介しましたが、物質の構造を操ることで音の流れを制御するという比較的新しい試みです。
今回は、感謝とともに雑多な豆知識を紹介しました。本当に散らかった感もありますが、あくまで感謝回ということでご容赦ください。
今後も、引き続きニッチな科学技術を紹介してきますので、よろしくお願いいたします。
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