大学院時代に飛び込んだデータサイエンスへの道。Kaggleを通して広がる世界

大学院時代に飛び込んだデータサイエンスへの道。Kaggleを通して広がる世界
Kaggleは、データサイエンスと機械学習の分野で世界的に権威のあるプラットフォームです。企業や研究機関と世界中のデータサイエンティストをつなげ、提示された実際のデータセットに対する最適モデルの開発を競うことで、問題解決を目指します。学術研究や業界イノベーションにも貢献するほか、実データを使ってスキルを磨く教育の場としても高く評価されています。

仲村は現在入社4年目で、2023年7月まで所属していたソフトバンク株式会社のAI戦略室 データサイエンス部で業務するかたわら、Kaggleのコンペティションに21回参加し、通算3つの金メダルと1つの銀メダル、4つの銅メダルを獲得しています。1つのコンペに2カ月かかるため、常に何かのコンペに取り組んでいる状況。若手ながら順調に成果を積み重ねてきたように見えますが、1年ほどペースダウンしてしまった時期もあったそうです。

3つの金メダルを獲得するまで、どんな経過をたどってきたのですか?

入社して2年目の2021年に初めてチャレンジしました。一番よい結果だったのは、実は1回目。5位の成績で1つ目の金メダルを獲得しました。初回でモチベーションが非常に高かったこともあり、友人とテーマパークに行った日も、アトラクションに並んでる合間に取り組んでいました(笑) 全力を注ぎ過ぎたのか、その後しばらくは燃え尽きてしまった期間が…。成績に応じてExpert、Master、Grandmasterといった称号が与えられるのですが、Masterの条件である残り銀メダル2つを目指していたところ、銅メダルで終わってしまう時期がしばらく続きました。気を引き締め直し、2023年5月にMasterに昇格し、その後3つめの金メダルの獲得に至ります。

仕事がある中、どのように時間を捻出し、取り組んでいたのですか?

コンペ期間中は自身の暫定順位が公開され、毎日そこでステータスが確認できます。朝起きて真っ先に順位を確認するのが日課になりますし、順位が大幅に上がった夢を見るくらい、Kaggleのことが頭の中の多くを占めていましたね。やはり挑戦するからには本気で、時間を捻出して取り組む姿勢が欠かせません。日々の仕事を効率よく終わらせてKaggleに取り組む、ということを心がけていました。また、職場もそれを応援してくれています。

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