やけくそに忙しいときにやるべきこと

去年の最後の四半期(要するに10月〜12月)および現在進行形で、アホみたいに忙しい状況が続いている。そんな中で自分がどうすべきなのか。少しだけ整理してみた。

この記事は「やけくそに忙しい」人に参考になるかもしれないし、ならないかもしれない。もしかしたらヒントになるかもしれないので読んでみていただけるとうれしい。

前提

ソフトウェアエンジニアかあるいは同様に、調査が必要なテクニカルな職種であること。

メンタルを極度に病んでないこと(その場合最善手はおそらく精神科医に診断書を書いてもらうになってしまうため)

その職場が極度にブラックではないこと(その場合最善手は別にある。こんなブログを読んでる暇はないぞ)

忙しいときにやるべきこと

自分なりの結論から

  • 睡眠時間を取ること、気分転換を大切にすること、よく食べること

  • 調査が完全じゃないドキュメントを読むこと

  • 後悔してること、学びだと思ってること、頭を悩ませてることを言語化もしくは図に書き起こす

  • 上三つで立て直した上で、いま解決できることに集中すること

これが忙しいときにこそやるべきことかなと思う。まぁ万人に効くエリクサーではないかもしれないが、ヒントになればと思う。

睡眠時間を取ること

これはまぁ当然。睡眠削るといろいろ逆効果なので、なるべく睡眠をちゃんととろう。このブログを書いてる時間にいう話ではないけど、なるべくなら日付が変わる前後で寝よう。

睡眠時間は人によるから一概に言えないけど、睡眠時間が6時間を切ると危険だと言われている。スマートウォッチなどを使い、平均睡眠時間を計測するのがおすすめ。目覚ましもスマートウォッチだと音よりも目覚めやすい。Apple Watch + iPhone(のヘルスケアアプリ)は、これらを管理する上では最高なので是非使ってみてほしい。

気分転換を大切にすること

自分の趣味や楽しみの中で「これ、自分の精神状態を悪化させるなぁ」系をやめるか、控えるようにしよう。

典型的なものは、Twitter の TL を読む、ニュースを追いかけるなど。あなたが忙しい状況でなければ、まだこれらのマイナスを受け入れることはできるはずだが、忙殺されている状況だとなるべく控えた方がいい。

人によっては、趣味の形質によって、プラスになるもの、マイナスになるものがある。時間がかかるように見えて効率が良いものもあれば、時間が短くても効率が悪い(あるいはマイナスになる)ものもある。

もし、あなたが体を動かしてない、外に出てない、ずっと同じことをし続けてるのならば、違う刺激を取り入れた方がいいだろう。ローテーションでもいいから、何かほんの少しでも違うことをした方が気分転換にはなりやすい可能性が高い。

何かをするときにいつも音楽を聴いてるなら、聴く音楽のジャンルを変える、そもそも音楽を聴かない時間帯を設けるなどを試してみてもいいだろう。音楽は意外にその人の脳のモードに大きく影響を与える。

よく食べる

特に朝ご飯を食べよう。あとは人によっては頭脳労働用にガムや飴を用意するといいかもしれない。人によってはビタミン剤(栄養補助だ。これはメインの食料ではないぞ)もいいかもしれない。

カロリーを気にする人はスルメを噛むとかはありかもしれない。顎を動かすことで脳に刺激がいくし。

Base Food (おすすめは Base Cookie)なんかもありかもしれないし、別の何かその手のやつがいけるかもしれない。

これはもう人によるとしか言えないので、あなたにあったやり方を見つけるしかないので、僕の言葉は鵜呑みにしないように。

調査が完全じゃないドキュメントを読む

これは僕が唯一尊敬するブログ書きの牛尾さんの記事なんだけど、

「ドキュメントを読んでいて理解できない箇所がでてきたら、時間をかけて理解して進む」

これ。

クッソ忙しい時というのは、大体複数のややこしいことが溜まっているとき、技術的難題が少しずつ噴出しているとき、処理速度が目的速度を下回っているときなどだ。

そういうとき、原点に立ち返るというのは意外に馬鹿にできない。ドキュメントを読み返すというのはかなり重要なケースが多い。

  • 自分が使っているライブラリの公式ドキュメント

    • 公式である理由は、原点に立ち返るためだから

  • 社内のドキュメント、プロジェクト資料

  • プロジェクトに関連するソースコード、プルリクエスト

こういった原点といえるものを読むのは、クッソ忙しいときにやるべきことだ。

逆にこういう時に読むべきではないドキュメントは、

  • 一部ケースを除けば非公式ドキュメント

  • ビジネス書・啓蒙書・その手のやつ

    • このての本はクッソみたいに暇な時に読むものだ

  • アジャイルの本

    • ただし、あなたがアジャイルコーチやスクラムマスターなどの立場ならば別だけど、おそらく今死ぬほどクッソ忙しいあなたはそれを求められている可能性は限りなく低いはずだ

木こりのジレンマの話を思い出してほしい。あなたに取ってよく切れる斧は、ドキュメントの中にある可能性が高い。

後悔していること、学びだと思っていること、頭を悩ませていることを言語化もしくは図に書き起こす

これは忙しさの状況次第だけど、忙しさやその状況において、「後悔」が多いような場合は、それは学びが多い状態なので、学びについて言語化もしくは図に描き出すことで、ソイツを外に追い出すこと。

  • 現時点で解決できない、もしくは解決すべき直近の問題ではない。

    • にも関わらず二回以上それについて考えたことがある。

    • にも関わらず休みの日にそれについて考えたことがある。

これらに該当するなら、それはあなたの後悔だ。

なぜこれが大切なのか?

これは今考えるべきことに集中するために、脳内に中途半端に残っているものを追い出すという目的がメイン。後で絶対に振り返り学び強くなる約束をすることで心理的に「仮に終わらせる」ためだ。

あなたのパフォーマンスを落としてるのはこいつだ。あなたの後悔は、強い学びであり、あなたの未来においては役に立つからこそ、今のあなたを縛るノロイ(呪い・鈍い)なのだ。

なので、思う存分言語化しておいて、「忘れても良い状態」に持って行かなければ、そのノロイはずっとこびりつくことになる。

そこから得られる学びもいまのうちに言語化しておけば、せっかくの学びが揮発することもなく「安心」できる。

もし言語化した課程でそれが「今やるべき行動」に結びつくなら、それはもう行動キューに入れておこう。

前述の方法で立て直した上で、いま解決できることに集中すること

我々ソフトウェアエンジニアにとっては、いま解決できることに集中する、以外に問題解決の術はない。我々の職業は、何かしらの問題を解決することであり、それを解決するために給料を貰い、働いているからだ。

後悔のような、今の瞬間にある問題の解決には何の役にも立たないことは、すべて言語化なりして供養しておけばいい。

クッソ忙しさを解決するためには、いま解決できることに集中するしかない。

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