用済みだから

きっと、貴方の事です。巧みに周りを固めて私にはなにもさせず、一言、たった一言で私が崩れ去るのを把握した上で連絡を寄越したのでしょう。

私は、何があっても味方でいると約束しました。でもそんなものは必要なかったんですね。

今の自分に有益かが、貴方にとっては全てだったんでしょう。

私がこの6年近くかけて積み上げてきたものを、半分以上壊されても、貴方の味方であろうと必死で堪えました。

どれだけ振り回されようと、反故にされようと、これは私が好きでしていることだからと。

でも、もう用が済んで本格的に邪魔になったんですね。

ピエロでも居られなくなったのでしょう。

いくら良き人、良き隣人でいようとしても、邪魔なら仕方ないですね。

去年見た映画を思い出しました。

一生懸命、与えられたピエロという役割を演じていた彼が、緩やかに壊れていく映画です。

私は壊れたくない。壊されたくない。

こんな酷い扱いをされて、それでも私が黙って貴方の世界から消え去る理由がわかりますか？

それでもわたしは、貴方が本当に好きだったから、最期までピエロの味方でいたかったのです。

でも、これでやっと、苦しい苦しいピエロの役を演じる必要もなくなった。

さよなら、ついこの間まで大好きだった人。

今は何よりも大嫌いな人。

さっさとくたばれ糞ファッキン野郎。