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Life|毎日noteを書く必要はあるのか?

もうすぐ、毎日note更新を始めて、100日になります。

いまだに書くのに1時間以上かかっていて、書く内容について、頭をひねるのは、断続的ではあれ、自分の時間の2時間近くは使っているので、それなりに辛いです。

最近は、「note毎日書くと、良いことありますか?」とか聞かれるようになって、読んでいただけている方がいるのは、やっぱりうれしいものです。そんななか先日、「noteは毎日書くべきですか?」と聞かれて、返答に困ってしまったことがあって、それをちょっと書いてみようかと思います。

毎日書く必要はありません!

僕は、その人が「なぜ毎日書きたいと思うのか?」という根本によって、答えは違うと思っています。

文章の訓練や地肩のようなものを強くしたい、文章力を身につけたい、という目的でしたら、やることは止めませんが、僕ははっきり言っておすすめしません

毎日更新で最もつらいことは、書くテーマを見つけることです。毎日書こうと決めてから、本当になかばノイローゼ気味に「明日は何書こう」と、いつもテーマを考えています。

このことは「書く訓練」とは本質的に異なります。もし文章力を身につけたいのなら、書いたら、誰でもいいから一度読んでもらうことです。恋人でもパートナーでも、職場の同僚でもかまいません。

目の前で読まれるのは、勇気がいることですが、note書いても、結局はだけらかに読まれているので、本質は変わりません。どこがおもしろかったか、読んでくれた人に感想を言ってもらってください。その感想が、自分の意図したものだったら、その文章はよく書けています。

そしてもうひとつ、わかりにくかったことも聞いてください。そこは、その文章のなかで論理的に書けていない部分です。そういう点があったら、やり直して書き直します。そしてできれば、それをまた同じ人に見てもらうといいです。これがゼッタイ、文章がうまくなる方法です。

もし、文章の上手い人が周りにいれば、それを直してもらうのも文章力、とくに語彙力や言い回しのバリエーションがつきます。これもおすすめです。このリライトの作業はかなり大変なので(そもそもこれが仕事になっているので)、簡単に頼まない方がいいです。

その時に、「これってこういう意味で書いてるの?」みたいなことも多分聞かれると思います。そういうときの書ける人のまとめ方、言葉の選び方をどんどん蓄積してくと、多数の読み手を想定することが身につき、表現が丁寧になっていくと思います。

毎日書いた方がいい人もいます!

一方で、「毎日note書いた方がいいですよ」と助言するとすれば、書くことではなく、「社会への感度を上げたい」と思っているなら効果があるかな、と思っています。

何度も書きますが、とにかく書くテーマを決めるのが辛い。

テーマを見つけるために、何かネタになる、きっかけになるようなことがないか、目や耳が敏感になります。人と会話をしていても、「これ書けるかも」とか、つねにテーマを探す習慣がついて、身の回りや自分の変化に敏感になっていきます。

僕の場合は、毎日note書いていくことで「自分に向けて質問されることが、僕に求められていることなんだなぁ」ってのがわかってきたので、今日みたいに、ある日ふと人に聞かれたことをテーマにnote書いたりして、セルフブランディングを進めています。

なので、毎日noteに挑むなら、旬のテーマを見つける作業を優先して、文章量や文章のクオリティはそれほど求めなくてもいいと思います。そしてとくに最初のうちは、うまく書こうとせずに、自分の感性を磨く意識でやってみるといいと思います。

それなりには毎日書くと、「文章を書く」ということへの耐性ができてきて、日常的にするするっとある程度の感じで書けるようにできてくるものです。人に見てもらえ、とか言って思いっきり矛盾しますが、そんなものです。

やるかやらないか、決めるのはあなたです!(無責任)

肝心の自分はというと、毎日2000文字を掲げてしまってるので、感性を磨くにしても、文章力を上げるにしても、どっちも負荷が強くいなぁというのが本音です。

ただ自分が納得できる創作活動が出来ているか?といわれると口ごもってしまいますが「毎日長いnote書いている人」として覚えてもらえているのは、かなり大事かなと思っています。

料理雑誌の編集者だった人、美術の仕事もやっている人というなかに、少ない認知ではありますが、新しいフックを作ることができました。

あとは、これだけコンテンツの量があると、会う人にあらかじめ読んでほしいnoteとかを渡せたりもするので、話が早くすすんだりもすることもあります。イベントレポートとかは、かなりあとあと使えます。そういう、自分の名刺代わりになる点はいいかなと。

そこは、多少わかりにくかったり、何言いたいのかわからない投稿がチラホラあるって、「こいつ、いまいち文章力ないな」と思われることを差し引いても自分にとってはプラスになっています。

しかしそれは、別に執筆の仕事を持っているからできることなのかもしれません。ある種の息抜きのようなものでもあるんだと思います。だから、参考にしてください、ってものなかなか言いにくい。。。

すなわち、結論としては、「毎日note書くかどうかは自分で決めてください」というわけですね。

結局、いつもの「考える遊び」か。

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