Art|モネとルノワール、2枚の《ラ・グルヌイエール》
印象派の中心画家で、公私ともに交流があったモネとルノワール。とくに修業時代はパリ市街を離れて、郊外に連れだって写生に出かけたといいます。
そんな連れ写生のときの作品に《ラ・グルヌイエール》という絵をお互いが描いています。
パリ近郊セーヌ河の水上カフェがある水浴場「ラ・グルヌイエール」に赴き、モネとキャンバスを並べて描いた風景画作品です。
上はモネ。波の動きに注意が行っていることがわかります。
こちらは湖面の反射よりも舞台の花嫁たちに目線がいっているように見えます。おそらくお互いを見ながら制作をしているでしょうから、こういうところがやっぱり、三つ子の魂百までで、人物画家として大成したルノワールと、印象派であり続けたモネの道が見えてくるように思います。
ぜひ見比べてみてください!
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