見出し画像

note|古谷真知子さんの「最初に入った」シリーズ

古谷真知子さんの「最初に入った」シリーズ、おもしろいですよね。自分もやってみました!

初めて入ったケーキ屋さんで、こういうの買います

ケーキ屋さんは、むずかしいですよね。

ショートケーキとかモンブラン、ガトーショコラのような形がほぼ決まっているものは、あまり買いません。どうしても他との比較になってしまって、記憶にひっぱられてフェアな判断ができないから。そんなことがあるような気がします。

どん商品を買うかというと、ショーケースを見て、季節の素材が見えるケーキと、香りが連想させられるケーキ(ハーブとか柑橘とか)の2パターンを買うかなと思います。

素材感と香りに加えて、スポンジやタルトといった生地のきちんとした存在感も僕はほしいので、素材だけがメインっていうケーキじゃないものを探して、そこで好みかどうかを判断している感じです。

甘さは、素材の邪魔にならない程度かどうかというのも、好みをわけるポイントです。

初めて入ったパン屋さんで、こういうの買います

僕の場合、パンはおやつではなくて食事なので、トラディション(またはバタール)かパン・ド・カンパーニュを買います。

やっぱり、粉の香りと発酵による旨味をしっかりと味わいたいからだと思います。

次にもしあれば、古谷さんが番外で挙げている栗やドライフルーツたっぷりのパン(ハード系)を買います。ケーキと同じで甘味のバランスがいいパンが好きなので、このあたりで好みかどうか決めやすいです。

サツマイモのパンとかあれば、無条件に買います(サツマイモ好き)。

初めて入った和菓子屋さんで、こういうの買います

どら焼きだな~。粉ものがすきってのもあるし、どら焼きの生地がホットケーキみたいで好きなんです。

逆にいうと、どらやき食べる以外は、和菓子屋さんにいかないですね。

ここもあんこの存在感・甘さと生地、どちらかが突出しているのではなく均等なバランスになっているどら焼きがすきです。

初めて入ったお店の焼き菓子で、こういうの買います

フィナンシェガレットブルトンヌです!

焼き菓子は、基本的には粉をどう焼くかで味がわかれると思っているので、焼きの違いが出やすい商品を購入して、お店の好みを確認していると思います。

フィナンシェは、外がカリっとしなきゃイヤだということはないのですが、あの形のなかに3種類くらいの食感があるものが好きです。

ガレットブルトンヌは、サクッとしっかりと焼き切っているかで好みが分かれます。僕はお菓子全般にそれほど強い甘味を欲しがらないのですが、例外にガレットブルトンヌだけは、生地がしっかり甘い方が好きです。

好きなものを知ることは自分らしさを知ることです

古谷さんの「最初に入った」シリーズを自分でも答えてみて、自分の好きなことって何なのかな?っていうことがとても良くわかりました。

好きなものを知ること」って、じつはとっても大事で。そこには他者との比較もなく、完全に自己肯定にもなるし、自分のことを見失うこともありません。

食べ物で自分を見失うなんて言いすぎじゃない?」なんて思うかもしれませんが、たとえばメディアの情報に踊らされて、瞬間の流行を煽るようなこともないですし、好きなものを知っていれば、好きな時間を作ることもたやすくなるので、ストレスや悩みを中和したり、気持ちにやすらぎを与えることもできます。

食べ物から始まった「好きなこと」は、好きな人、好きな場所、好きな季節、といった他人ではなく、自分の中にあるものを発見していく手伝いにもなって、好きなことだけでまわりをつくることもできます。

好きなことに囲まれて暮らす。

とくにコロナ以降は、物質的なものに対する満足よりも、五感を満足させるもに心が動くことになっていきます。好きなことを知ることは、アルターコロナ・ウィズコロナの世界でもっとも「幸せ」に近づく方法だと思うのです。

あなたの中の「好き」を増やして「幸せ」になる。

最初に入った」シリーズは、きっとあなたを幸せにするはずです。ぜひみなさんも考えてみてください!

ーーーーーー

ちなみにトップ画は、大好きな「パティスリー タダシ ヤナギ」さんの「ジュピター」。アールグレイの香りがラブ。

ーーーーーー

明日は「Rock」です。

料理人付き編集者の活動などにご賛同いただけたら、サポートいただけるとうれしいです!