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【Steam版】いっき団結のレビュー・感想
あの伝説のファミコンのクソゲー「いっき」が、まさかの復活。
しかも、前作はクソゲーであることを思い出させるかのように、本作もクソゲーのまま世に放たれた。
続編とはいえ、本作はファミコン版のようなゲームではなく、どっちかっていうと近年流行ってるいわゆるヴァンパイアサバイバル系(以下VSライク)の作品です。
ただし、このゲームはあくまでVSライクをベースにしただけで、実際内容もやり方も大きく異なる。
まずこのゲームはマルチを前提にしてる作品で、しかも最大16人プレイだ。
いままでのVSライクの作品は大体ソロ専用だから、これだけで試す価値がある。
しかし、他のVSライクの作品をやったことのある人ならわかると思うけど、VSライクは基本派手な攻撃と数え切れないほどの敵が同時に画面内に映され、たまにプレイヤーキャラの位置すら見失うほどの情報量があるから、そのせいでCPUとGPUへの負荷も並みのゲームより高い。
本作はマルチ対応だから、もし上記の感じで作られたら、多分ハイエンドのゲーミングパソコンも耐えきれないだろう、そのため、本作にそういう派手な攻撃は一切ないんです。
そして攻撃手段も限られ、作品の名前の通り「おれつえぇー!」ではなく、他のプレイヤーと協力することが非常に大事のため、爽快感を求める人には向いてない作品だ。
このゲームがクソゲーと言われる理由はその難易度だ、リリースされた三日目なのに、クリア実績をアンロックした人はわずかの22%、3章構成で全クリアまでおよそ40分前後のVSライク作品として、その難易度もある程度はうかがえるんだろう。
とりあえず、いままでのVSライク作品の感じでこのゲームを遊べるとあっさり倒される。
火力貧弱の上に時間制限があるため、やり方を理解するまで時間切れで負けるのは当たり前だ。
最初は自分を含めて多くの人はこのバランスに不満を持ち、批判してたけど、実際システムを理解したら徐々にやりやすくなり、バランス自体はクソであるものの、決してクリアできないというわけではない。
ただ、難易度が高いという点は変わらないため、本作の一番怖いところは、このゲームをクリアするには、参加者全員もやり方を熟知し、各章のボスの対応策や立ち回りを知っていなければならない。
もしチーム内に2-3人の初心者さえいれば、クリアはほぼ無理です。
つまり、公式がこのゲームはカジュアル作品と言ったものの、実際はMMORPGにおける最高難易度のエンドゲームコンテンツ並みの作品である。
しかも、マルチプレイだと、使用キャラはランダムのため、一人のキャラを極めようという戦法も通用しない。
とりあえず、この作品は間違っていなくクソゲーで、マゾゲーだけど、中毒性のある愛されたクソゲーだと思う。
よく考えるとファミコン時代のゲームも基本こういう理不尽な感じだったから、ファミコンを触ったことのない人はこのゲームをやれば、おっさんたちの子供の頃の追体験ができると思うよ。
……マルチですらクリアできてないのに、シングルモードでクリアした人がいる?
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