麻雀雑考 0613

雀魂の東風戦の累計が300戦に到達したので、2回目のログを取った。

このままの状態で以前のデータと見比べるのも悪くはないのだが、より変化をわかりやすくするために期間ごとのデータを出してみた。
前回が201戦目までのデータなので、つまり202-300戦目の期間だけ見ることで、以前よりこの数値はマシになっていて...という比較がしやすくなるのではないかという試みである。

以下がgoogleスプレッドシートを使って計算したものだ。
ちゃんと関数を使って作成したので、次回以降は横に伸ばすだけで計算してくれる。

実際データを見比べてみてどうかというと、特に変化した数値はないということがわかった。
100戦したくらいで急に強くなるはずもなく、結果として数値の変動もそんなになかったというオチ。
逆に言うとある程度安定した結果が出たということでもあるので、これは自分のスタイルとでもいうものが、ある程度の確かさを持っていることの証拠、と受け取るのが精神衛生上よろしいかも知れない。
前回の麻雀雑考で書いた通り、麻雀が強くなりたいなら打ち方を確立していることは必要条件だと思うからだ。

(多分)同じような打ち方をして同じような結果が出た。
そして自分はそれに満足をしていないと来れば、すなわち変化が必要ということなのだろう。
そのために必要なことが何かといえば、外部の情報をインプットすることだと思う。
例えばスポーツなんかでも、一人で漫然と練習していたのでは技術の習得は難しい。お手本や理想があって初めて練習に評価基準が生まれ、PDCAのサイクルが機能し得る。
その辺を踏まえて、麻雀の場合何がインプットになり得るかと言えば、まずは他人の麻雀を観戦することだろう。強い人のものであればより望ましく、自分の理想に近ければなお望ましい。

というわけで主に夜桜たまさんの麻雀動画を見ている。
上述の基準から考えるとプロの配信を見た方が良さそうなものだが、自分にも考えがあって彼女の動画を見ている。
たまさん可愛いから見てて楽しいというのは当然あるのだが、彼女の配信スタイルが非常に勉強になるからというのも大きい。
彼女は配信中そこそこの頻度で独り言を言いながら麻雀を打つのだが、今現在どういう役を期待しているかなども言ってくれるので、視聴する側も同じ思考を共有することができる。
また、今切った牌について、どういった理由や考えから切ったのかの解説もたまにしてくれるので、それもまた勉強になる。
ついでに麻雀用語を使ったり、その意味を解説したりもするという。
大して麻雀に明るくない自分のような層にとっては至れり尽くせりである。
麻雀のプロの対局も以前ネットで見たことがあるのだが、それらを見たときよりも勉強になると感じた。
これについては自分の側の知識や経験の不足に因るところも大きいのだろうが。プロの対局と違って打ち手ひとりにフォーカスしている分、情報量が少なく処理しやすいというのもあるかもしれない。

前回の雑考を書いた後、だいたい240戦目くらいだったか?夜桜たまさんのアーカイブの「てつじんのまあじゃん」に出演されていた水口プロの麻雀講座を読んで、序盤の捨て牌とシャンテン数が進んだ状態で抱える不要牌について以前と別の視点で考えるようになった。
といってもこれについてはまだ消化中で、対局中も気にしてはいるが、うまく形に落とし込めるのは結構先な気がしている。

以前は役のつかない字牌について、混一色などの場合を除いて、できるだけ早く処理しようということしか考えていなかったが、今は孤立牌や辺張の待ちになっている牌をより優先して切るようにしている。
狙いとしては、オリる判断をしたときに手元に字牌=比較的当たりにくい牌を持っていた方が良いということと、先に鳴かれたり立直されたりといった場面でも比較的安全性を保ったまま、にじり寄るようにして聴牌やアガリを目指せるという点か。
自分が立直する瞬間も、最後に捨てる牌が中張牌であればそれをロンされる可能性がそこそこあるが、すでに場に2枚捨ててある字牌であればロンの可能性はほとんどないということになる。
一方デメリットとしては、実質的により少ない枠で手を作っていくことになるので、当然アガったり聴牌まで行ける確率は下がるということが言えるが、より役がつきやすい形の牌を優先して残す(例:6m6m7m→6m7m)ことにもなるので、打点としては伸びるかもしれない。
講座で指南されていた通りに、配牌の良さで攻める/オリるをある程度判断して打ち方を変えることができれば、メリットはより享受しつつ、デメリットを軽減することができるわけだが、これを実践するにあたって今現在いくつかの問題を抱えている。

配牌の良い悪いをなんとなくで判断してしまっている点。
このせいで攻めるのか、オリ気味で打つのかの判断も甘くなっている。
自分とトップの差なんかも考慮に入れて判断をしなければいけない。

「字牌を何から捨てるか」がより複雑な問題になった点。
今までは「自分の不要牌、役のつかない牌から切る」、「他家の欲しそうなものを先に捨てる」という2つのベクトルから判断していたものが、もうひとつベクトルが加わってより難解になった。
以前の考えのままで字牌を切ってから、直後に「あっやっぱりこっちを先に切るべきだった」と思うことが結構ある。

安全な字牌を何枚持つべきかという基準がわかっていない点。
完全にオリるなら関係ないが、聴牌を目指したり攻めたりすることも考えるなら、暗刻などは例外として、安全な字牌は少なければ少ないほど良い。
どのくらい攻めたいのか、どのくらいオリたいのかによって理想の枚数は変わってくるはずだが、まだ意識的にコントロールできていないと感じる。

どの問題にしても経験不足が根底にある気がしている。
これらの問題に試行錯誤しつつ、また形がある程度定まったら件の麻雀講座の第2回を読むつもりでいる。

つらつら書いていたら2000文字を超えてしまったが、どのくらいの文字数がいいとかあるんだろうか。
次は対戦数400に到達したら書くつもりだが、最近apexというゲームにもハマっているので100戦打つのにどのくらいかかるかわからない。

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