日常生活のTIPS(14)〜歴史の学習について(6)

大人になって歴史を勉強し直して思ったのは、いかに教科書や教師が面白くないか、わざとわかりにくく教えるか、でした。

年号や人物を教えておけば試験である程度の点が取れる、と言うのが問題だと思うのですが、それにしても中高の教師がどれだけ自分の歴史観を持っていたか甚だ疑問です。

教科書は教科書で、定説を主義主観なくできるだけ客観的に書こうとするものだからわかりにくいことこの上ない。命は尊い、戦争は悪、宗教は平等に扱わないと行けない、等々現代の価値観を無理やりその時代に当てはめようとするから問題がある。その時起きたことは当時に人にとっては正義だったのだと想像するしかない。

例えば、戦争、特に内戦で一旗あげよう、思いっきり略奪しようと言う人間は多かったはずで、誰しもが平和を願ってたわけじゃないだろう。また、奴隷扱いされてもそれが当たり前で主人に一生懸命仕えようとした人は多かったはずで、あまりに酷い仕打ちをされた人の中の何%かが反抗したってことでしょう。

何が言いたいかと言うと、「今の価値観をそのまま当てはめるな(現代だって政治的に正しい方向に進んでいるとは言えない)」「学者の書いたものは(自分が学者になるのでなければ)話半分に聞いておけ」「歴史の解釈は一つに絞らずたくさんあることをその都度学べば良い」かな。

今日はこれで

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