朝鮮半島・満洲史を追う(10)〜歴史解釈の歪み

タイトルは最近痛感していることです。例を挙げると

朝鮮を脅して(砲艦外交)不平等条約を押し付けた

前振りが抜けてます。まずは政権交代の挨拶に訪問した使節を無礼な態度で追い返したところから話を始めるべきではないでしょうか。

また、日朝間が不平等条約を結んだ(1876)のは、日清間が既に対等な条約(1871)を結んでおり、当時朝鮮は清国の属国だったからでしょう。

ペリーらが来航して鎖国を解き開国した

そもそも鎖国したのはカトリックが植民地化への足掛かりになる虞があると、江戸幕府が危険と認識したからでしょう。

また当時ロシアもたびたび来航しています。それら各国の中から最初の条約を結んだ国がたまたまアメリカだったと言うだけです。他国のアプローチをのらりくらりかわしているうち大砲で脅されたと言う面はあるでしょうが。

実際国内が内乱に突入する頃にはアメリカは顔を出さず、主に英仏が幕府側、倒幕側につきますよね。ここをまず不思議に思うべきです。アメリカがどうしても日本、その後中国に進出したいならもっと日本の開国、その後の東アジアの安定にもっと関与するべきじゃなかったんですかね。真珠湾攻撃させるまで何してたんですか。

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歴史は書いた人の背景、思惑が如実に現れます。日本を悪者にしたい人、日本に悪さをした国が自国の行為を正当化したい人、それらを鵜呑みにする人々。

書いてある内容に疑問を持ちながら、事実を大前提として、自分で考える、もしくはいろんな意見を偏りなく受け入れる姿勢が必要なのではないかと思います。

ここまで

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