朝鮮半島の歴史(4)

なぜ歴史学習が難しいのか、なぜ今まで興味を持てなかったか、についてあれこれ考えてきました。最近気のついたことは、

歴史を動かした人物の深層心理がわからない

当時の世間の風潮やその人物の生まれ育った環境などが現代を生きる我々にピンとこないところが理解を妨げている気がします。

起きた事実だけ羅列されても学生時代の初学者では理解・記憶できないし、それを簡潔に理解しようとすると日本が悪い、いや外国の方が悪い、的な単純な論理になってしまいます。当然現代の政治的スタンスに左右されると言うことです。

どうしてそんなことしたのかを知ろうとすると当人の深層心理まで入って行きたくなるが当然そんなこと現代人が理解できるわけもなく、現代の政治信条によって解釈が分かれてしまうところに問題があります。

戦後、中国・朝鮮半島から日本の侵略が諸悪の根源、みたいにずっと言われっぱなしでしたが、ではなぜ日本が大陸に出て行くことになったのか、大陸を搾取の対象と見ていたのか、と言うことが説明できていません。

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現代の感覚、常識、で過去を裁くことはやめた方がいいでしょう。それを言ったら裁判にかけないといけない国ばかりです。だからと言って、人の感情を抜きにした事件の羅列だけでは理解が深まりません。

ここで言いたかったのは、不幸な歴史の連続だった過去を現代の基準で裁くのではなく、過去の人々の生きていた環境・背景を理解した上で彼らの論理や感情を類推・想像する姿勢が必要だろう、と言うことです。

ここまでにします。


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