日常生活のTIPS(18)〜歴史用語に惑わされるな

歴史学習で、訳が分からなく、その結果興味を失わせている元凶だと思っているものにいわゆる「歴史用語」があります。筆者が惑わされた例を示すと、世界史なら「ルネサンス」、「絶対主義」、日本史なら「尊王攘夷」。

現在の自分の知識で簡単に言い換えると「ルネサンス」ってキリスト教が普及する前の時代に(精神的に)戻ろうってことじゃないですかね。「文芸復興」なんて訳すから訳が分からなくなる。キリスト教信者に遠慮してるのか、こうやってはっきり言う人がいないところに問題があると思ってます。

また、「絶対主義」って、それまでローマ法王など宗教のトップが一番偉かったのに代わって、王様が領地の全権を握ると言うことですね。「絶対主義」って言う言い方がわかりにくいですね。

あと「尊王攘夷」。孝明天皇が外国嫌いだったからこう言う言葉が生まれたんですかね。すぐ「攘夷」が現実的ではないと皆が知ることになるし、「尊王」だから倒幕しないと行けない、と短絡的な行動に結びついて行くような気がしました。

複雑な理念や事象を一言で単純化するのは怖いです。その言葉に隠された背景を掴むべきです。昨今のBlack Lives Matterの運動にこれに近いものを感じます。暴動や略奪が横行してるようですが、当初の人種差別批判ってどこいったんでしょうか。

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