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10年毎に『ライター』という仕事を考えた20年

20年の間にフリーランスのライターになろうと思ったことが3回あります。

2003年、2012年、2022年。このnoteを書くまで明確に認識していませんでしたが、大体10年毎にフリーランスになろうと思っていたようです笑。

今回は、昨年、最近の『ライター』という仕事を調べた際に、以前とだいぶ変わったな、と感じたことを書きます。


20年前の『ライター』の認識

20年前の2003年。私は20代前半でした。
当時は会社勤めの中で音楽ライターの修行をしながら、某人気音楽雑誌のテープ起こしのアルバイトをしていました。

ライターの仕事は雑誌やファンクラブの紙の会報がメイン。いわゆる紙媒体が主流で、仕事を獲得するには、とにかく人脈が必要。仕事で知り合った方々からライターの仕事を紹介していただいていました。

原稿料は媒体によってピンキリでしたが、ド新人でも“それなりの金額”はいただけていたと思います。

テープ起こしは、文字通りカセットテープに録音されたインタビューを文字に起こすお仕事です。今のようにデータで音声を送ることはなく、仕事が入れば編集部へカセットテープを取りに行き、文字起こしが終わると編集部へカセットテープを返却しに行く。ライターさんが何度も同じカセットテープに上書きで録音をするため、テープが伸びてアーティストの声が早送りの音声のように変わってしまっていることもあり、起こしづらかったことを覚えています苦笑。

文字起こしのギャランティも、ド新人でも“それなりの金額”をいただいていました

とは言え、今でこそ副業やフリーランスをする人は増えていますが、当時は20代前半でフリーランスをするには難しい時代。1年足らずで会社勤めに戻ることになります。

10年前の『ライター』の認識

10年前の2012年、性懲りもなく再びフリーランスを目指します。

掲載媒体は、紙とWEBが半々くらいという、紙からWEBへの変革時期

この時も、仕事の獲得方法は仕事で得た人脈が主でしたが、試しにインターネットで「ライター募集」と検索してみると、『1文字0.2円』くらいのギャランティで、媒体名の記載のない『健康』『金融』『転職』などのジャンルに特化した募集が多く、一体これは何のライターだろうと首を傾げていました。

そして、1文字単価の原稿ではなくてもWEB媒体のギャランティは紙媒体より安いものが多く(経験値の低さもあると思います)、1年後の生活が不安になり、またしても会社勤めに戻ることになります。

現在の『ライター』の認識

紙媒体が激減してしまい、WEB媒体が主流になった中で1番驚いたのは、プロだけでなく、アマチュアの方もライターと名乗り、しかも相応の金額を稼いでいること。

え?ブロガーって何ですか?(「辻ちゃんですか・・?」のレベル)

それからあれこれ調べ、ブロガーと名乗る方がたくさんいらっしゃることを知りました。自分でWordpressのブログを作り、SEOを駆使して記事を書いて収入を得る。人によっては▲百万円を稼いでいると知り、開いた口が塞がりませんでした(白目)。

もう1つ驚いたことは、SEO記事を書くWEBライターという仕事が広がっていること。どうやらWEBライターの原稿料が1文字0.2円、1円などの文字単価になっていることも知り、10年前に私が見た文字単価の求人はWEBライターだったのか、と思い当たりました。まだ紙媒体が主流だった20年前にライターの仕事に片足を突っ込んだからか、WEBライターの原稿料をとても安く感じてしまいます

そして、自分でWordpressのブログを作れるなら、自分でWEBメディアを作って自分で運営していけるのでは?という考えに至り、最近、長年の夢だった自分のWEBメディアを持つ夢をWordpressで叶えました。(このお話は改めてnoteに書きます)

これからの『ライター』

インターネットで検索をしていた中で、気づかないうちにブロガーやWEBライターの方々が書かれた記事を参考に生活をしていました。むしろ、今ではブロガーやWEBライターの記事がないと、ネット検索の際に何かと困ることが出てきてしまうかもしれません。

きっとますますブロガーやWEBライターのシェアが広がっていくのでしょう。その場合、『ライター』はどうなってしまうのか。どういう風に考えたらよいのか、自分なりに考えてみました。

【メモ:これからのライター】
●ブロガーやWEBライターは20代~30代の方が多い。

●WEB・SNS世代と言えば20代~30代。

●紙媒体が主流だった頃と比べると、WEB世代の原稿料は安い傾向。

●10~20年後、紙媒体が主流だった50~60代の編集者が退く。
 紙媒体を知らない20代~30代が役職を持つようになる。

●安い原稿料が当たり前になる。

●ライター、食べていける…?

●ライターは副業でやっていった方がよい。

よし、『ライター』は副業でやろう!

現在、企業の中で行なっているライティングがメインのお仕事ですが、自分で立ち上げたWEBメディアは当面副業として進めていこうと考えています。あわよくばメインのお仕事に…という欲はありますが笑、今と未来を見据え、堅実に、そして着実にWEBメディアを育てていこうと思っています。

最後までご一読いただきありがとうございました。
20年という年月は長いようで短く、短いようで長いですね。

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