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百日詣り(100日参り)が100日である理由

今回も、おじいちゃんおばあちゃんと話していたことを備忘録
年末近いこともあって、「今年のお参り(初詣)はどうすんの?」と聞かれたことから話がいろいろ発展しました。


年末年始はどう過ごそうか

実家の場所が場所なので、毎年1月1日になると伊勢神宮へ初詣に行って、おかげ横丁で朝ごはんを食べるという行事になっているのですが、
私自身、友達と行ったり、そもそも1月1日には行かずに時期をずらして行ったりすることもあるので、気にしてくれていました。

2023年1月1日 おかげ横丁で朝御飯

「まだちょっと考え中」なんてあいまいな回答しつつ、母側の従兄弟が実家に集まることもあって、「喪中」にお参りする時の方法を教えてくれました。

今年の上期に従姉の母親(私から見て叔母)が亡くなってからの初詣になるので、喪中なので控えた方が良い?と思う人もいるかもしれませんが、おばあちゃんの話によると「親族が亡くなってから初盆と49日を過ぎたら、普通にお参りして良いんやって」とのことらしいです。
「ほいでも、ちょっと悪いな。て気にするんやったら、鳥居をくぐらんと横を通ってお参りすればええんやって」
神主さんに聞いてきた!とまあ、行動力すげぇな。
※たまたま用事があった流れで聞いてるらしいです。

百日詣り(100日参り)ってなんで100日だと思います?

ちゃんと「百日詣り」について知りたい方はググってみてください(笑)

前述の話の流れから、妹の結婚式も近いのか何故かお子の話に膨らみ「昔はなー」と発展していくのはよくあることですね。

そこでは「百日詣り」の話になるのですが、おばあちゃんが初孫となる従姉が生まれる際におばあちゃんが嫁さんに言っていたのが「100日間はお墓参りしないでね」ということでした。

シンプルに「なんでお墓参りしたらダメなん?」の疑問を返すと、
これも神主さんに聞いた話だそうで(行動力)
「生まれてから100日間はまだ【神様の子】やもんで、100日経ったら【氏の子】言うてその土地の子になるもんで、そやもんで神様の子の間はお墓参りしたらあかんの」

橋と川

「へー」って感じですよね。

まあ、だから「百日詣り」って言われるんかな?なんてそのときに納得しました。
更には「百日詣り」するタイミングはその時の親の事情で95日あたりにする家族もあるかもしれませんが、かといってちゃんと日数的に100日経過していなければ、お墓参りしてはいけないそうです。
というか「したらあかんのやに!」と強めに教えてもらいました

予定はないんスけどね。なので、備忘録にしています(笑)

そんな話を聞いて、理解はちゃんとしていたんですが、ここでおじいちゃんがふざけモードに入って、分かりやすく例えようとしたのが

「生まれたときは仮免で、百日詣りで本免になるわけやな。」

ちょっとコンプラ的に攻めた感じには聞こえますが、まあ家族談話なのでご愛嬌としてください。
ただ、この例えがおじいちゃんから出てくるのが面白すぎて笑っちゃいました。
とは言へ、生まれてから100日間は【神様の子】という考え方があり、それまではお墓参りしたらダメ。というのは神仏関係なく共通なんだとか。
なので、色んなお参りに行くのに「お寺」へ行く人もいれば、「神社」に行く人もいるくらいなので「なるほどねー」くらいに受け取っています。

おばあちゃんの知恵というか行動力

さっきから全部「神主さんに聞いた」ということが多いのは、当たり前なんですが、おばあちゃんも知らないことが多いので知っている人に聞いているんですよね。

なので、おばあちゃんの知恵袋という経験とか頭が良いからではなくて、素直に「聞いた!」という人間味を感じて、そこもちょっと面白かったです。

最近では調べればだいたいの答えが出てくるし、わからないけど人に聞くのは勇気が行ったりすると思うんですが、素直に「わからなかったら聞く」はちょっと大切にしようかなと思います。(思わぬ教訓)


親族が亡くなった時のモチベとして、神主さんに聞いた話では「お参りするのは初盆や49日を過ぎてから」とのことらしいのですが「時代が時代なので、そこまで気にする人はそんなにいないですよね」と、割と臨機応変に考えられていたり。
かく言う神主さんも、もし自身の親族が亡くなったとしても長くても10日間ほどしか休むことが出来ないんだそうで。
神社に勤めているから気にしそうなイメージもあったけど、こればっかりは仕事もあるし仕方ないのかな?と聞いてて感じましたね。

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