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『どうする家康』を10倍楽しく見るために

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これからますます盛り上がる大河ドラマ『どうする家康』をもっともっと楽しく見るために、徳川家康や織田信長に関する記事をまとめました。お城の情報や関連書籍のご紹介が満載です。以後も随…
記事はこれからも随時更新していきます。ある程度、記事の数がまとまったところで値上げする予定でいます…
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#わたしの本棚

モノが語る説得力―『城から見た信長』

「織田信長」という人物について知りたいとき、まず見るべきは太田牛一著『信長公記』です。信長の傍らで、彼の事績をつぶさに見て書かれた書物ですから、信用できる度合いでいえば相当に高いでしょう。 ただし、たとえば太田自身の手によって清書されたときに、話が盛られたり、時代の権力者に忖度した記述になったりという部分が『信長公記』にも確かにあります。また、幾つも写本の代を重ねるうちに写し間違いや、あるいは、意図的な書き直しがある可能性も否定できません。 つまり、ことばによって書かれた

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下天のうちをくらぶれば―呉座勇一『武士とは何か』

たとえば、「人間五十年」ということばを見ると、多くの人は「織田信長公」を思い浮かべます。それはきっとこのことばが、私たちのイメージする信長公の人生に寄り添うものだからでしょうし、あるいは、このことば自体が私たちの印象をつくりあげたとも言えるでしょう。 もちろん、戦国時代は今とは違って録音録画など願うべくもないですから、誰が何を言ったかなど、伝聞や物語のカタチでしか伝わりません。しかも、それは伝言ゲームよろしく、変化し放題です。 それでも、「その人がこの言葉を発したこと」が

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【読書note6/新書】『信長の城』

大河ドラマ『どうする家康』を見ていると、「え、これ、城なの?」と思うことがあります。「〇〇城では…」とのナレーションが入っても、「館にしか見えない…」と思ってしまうのです。 「城」と言って思い浮かべるのは、名古屋城とか、暴れん坊将軍な姫路城とか。ああいった壮麗な雰囲気の建物です。現在、1560年代真っ只中の『どうする家康』ではまったく見かけない形状をしています。 でも、それが正解。 多くの人が「城」と言われて思い浮かべるのは、近世に入ってから建てられたものなのです。で、

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織田信長公関連のおすすめ本①

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大河ドラマ『どうする家康』おすすめ本①

「待ってろ、竹千代…俺の…白うさぎ…‼」で、第1話から萌え尽きた大河ドラマ『どうする家康』。みなさんは御覧になりましたか? 普段、ほとんどテレビを見ないワタクシですが、今回はTwitterで見た岡田准一さん=織田信長公のイケメンっぷりにまんまとつられ、かぶりつきで見てしまったですよ。 えぇ、どれほど岡田信長さまがイケメンだったか、我が最愛の推しさまである、名古屋おもてなし武将隊の織田信長さまに力説し、ドン引きされたのは、ここだけのお話(滝汗)。 ま、それはともかく。

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