仲良くするには「しないことリスト」が必要なのかもしれない

誰とでも仲良くなれるあの子、クラスに居たら席に座っていても人が集まるあの子…
君はいいよね…誰とでもすぐに仲良くできてと陰キャソングできたよー!と誰か書いてくれとは言わないし何?光群がる蛾?コンビニの前に屯するアイツらのように蛾なの?それって蛾なの?なんて1度は思ったことあります。どうも

誰かと仲良くするにはあれをしろ、これをしろってよくありそうだけど、あえてこれをしないってのが例えマイルールでもあったらいいかなと最近思うようになりました。

最近、毎日楽しみにしている朝ドラこと連続テレビ小説101作目「スカーレット」の中にも出てきた描写のひとつでヒロインの喜美子が女中として勤めて暮らしている荒木荘というアパートで住人の人のプライベート等必要以上に立ち入っては行けないルールがあると先輩女中の大久保さんから述べられ喜美子は守りながら女中をやっているけど、住人達が自らこの立場で部屋を借りてますとオーナーのさださんに告げることはあっても女中から聞き入ることはしないでおくことで心地よく円滑に過ごしているという描写は視聴者にも多くの安心を与えました。
友達グループのような輪として描かれたら私もそれは流石に無理があるなと思ったりもしたのです。

こうやって荒木荘の中にもしないことリストのひとつがあるのではないでしょうか?と思いました。

私が感じているしないことリストって何があるだろう?と考えた時にデリケートな話題をしないとかそういうのってあるのかなと最近、ふと考えてしまうことがあります。

これもドラマから学んだ事ですが、私の大好きなドラマの「女子的生活」と言う作品で原作の小説も好きなのですがドラマ版がより分かりやすく描いてた事で、主人公のみきはトランスジェンダーで、恋愛対象は女性。つまり女の子になりたいレズビアンだと自認している人物なのですが、みきが職場から帰宅する時に高校時代の同級生の後藤が転がり込みしばらく一緒に暮らす描写がありますが、後藤はあくまでも高校時代の同級生なだけなのでLGBTという言葉も知らないしトランスジェンダーも分からない、みきの事もすぐには思い出せないそんな立場の友人でもあり、またみきの職場もプチプライスなアパレル生産会社でOLとして働いていて友人のかおりや同僚達は当事者とは呼ばない人達なので、日々の会社の話とかをしながら過ごしていたりするわけです

唯一違うのが以前に同居していたトランスジェンダーで恋愛対象は男性のトモちゃんと言う友人との会話の内容で、トモちゃんはみきにストレート(異性愛者)の彼とボーダー超える気になってと言いながら浮気をされてしまった愚痴話をカフェで久しぶりに話している光景があって、トモちゃんに見せるみきの顔と後藤やかおりに見せる顔の違いが特徴としてあって、トモちゃんとは2人の中で通じる専門用語としてセクシャルマイノリティの話題をするけど、かおりや後藤には話さないようにしていて、どちらが悪いとかでもなく、そうやってする/しないの話題の線引きでコミュニケーションの円滑さも変わってくるのかなと考えるようになりました。

あるコラムを読んだ時に恋愛経験の無い人に生々しい異性関係の話をされても相手は困るだけと書いていたのを見て、コミュニケーションのバランスは様々な「しないことリスト」で成り立っているのかなと思いました。

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