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パリ五輪のUNIQLO

パリ五輪、無事に開幕。
(私は夜更かしできないタイプなので、 後追いでゆっくりみます)

パリ五輪をファッションの観点から
調べてみると、UNIQLOの戦略が
興味深く、ちょこっと記事にします。

「ユニクロがスウェーデン五輪チームのウエア発表 古着を分子レベルまで分解した新素材活用」
このタイトルの産経ニュース記事を見つけました。
スウェーデンは環境先進国。
過去の五輪のユニフォームは自国の
アパレルブランド、H&M。
そこから、大きく変えたわけです。

古着から再生衣料を作ることは難しいらしいのですが、UNIQLOはそうして作られた繊維をユニフォームの生地に
混紡して使用しています。
デザインはユニセックス。
お得意の機能性素材を公式、競技用に
取り入れています。
UNIQLOの世界を見据えての戦略の
すべてが詰まっています。

伝統あるハイブランドとは、
まったく違う角度から切り込んでいます。(スポーツメーカーは機能性を
追求していますし)
環境問題、特にSDGsにチカラを
入れているスウェーデン。
UNIQLOはそこに自社の世界戦略、
これからの方向性を重ねています。
各メディアは、この点を取り上げて
いますので、話題性、アピール性は
世界的になります。
UNIQLOは環境問題に取り組み、
地球環境を守り、多様性を重んじる、
なおかつ技術的にも研究開発力が
優れていると、評価される事に
繋がります。

そして、UNIQLOの強みは、
これらのことを自社の製品に
すぐ採用できること。
つまり、私も含めた一般人が、
購入可能な金額と方法で、(日本では
手頃な価格でいつでもどこでも買える)
この製品、服や下着を購入して
身につけられるということです。

スウェーデンのユニフォームに
UNIQLOのロゴ。
テレビで全世界に映るんですよねぇ。
広告の価値を金額化するとどのくらい
になるのかなぁ、想像もつきません。

UNIQLOについて、さまざまなことが、
記事になったり、SNSで言われたり、
していますし、さまざまな評価が
あることも承知してきます。
zaraのINDITEXは大きいけれど、
LVMH はとてつもなく巨大王国だけど。
同じ土俵で勝負しない。
(そもそもLVMHは別世界)
UNIQLOは世界を見据えて、
未来を見据えて、
日々進化していると言えるかもしれません。
最近なにかと落ち目な感じがする日本。
知恵と工夫と技術力で世界に立ち向かえ、と言われている気がします。
(うわー、UNIQLO絶賛記事になってしまった)

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