いいふうふの日に寄せて

11月22日は私たち夫婦の結婚記念日である。2019年に結婚したので、4年が経ったことになる。ちょっと振り返ってみる。

2020年からコロナ渦に突入し、新婚旅行はもちろん、旅行もほとんど行くことができなかった。ただ元々二人で旅行に行く機会はあまりなかったし、最初は楽観的だった。

でも「旅行なんてとんでもない、夢のまた夢」みたいな先が見えない状態が長くなってくると、辛くなってきた。今年になって念願の海外旅行を解禁して、ハワイに行った。やっと時が動き出した感じがした。

4年。その月日は長かっただろうか。あっという間だっただろうか。Snow Manのデビューが2020年1月だから、ほぼ同期なわけだけど（？）彼らを見ているとあっという間だったような気がする。でもデビュー当時と現在ではみんな別人のように進化していて、それだけ時が経ったのだとも感じる。

私たちもまた、進化しただろうか？関係はどんなふうに変わっただろうか？人間は少しずつ変わっていく。関係も少しずつマイナーチェンジを繰り返している。

私は一時期、夫と同じ趣味がないことに憤っていた。誰も悪くないのになぜか焦っていたし怒っていた。何か一緒にやりたい、楽しいことを共有したい。

でも私たちの趣味はまったくバラバラで、お互い頑固で、興味のないことに時間を使うほど暇じゃない。彼はゲームやサッカー、私はドラマや小説。インドア寄りなことに変わりはないが、近いようで遠い。ちょっと一回生まれ変わらないと一緒には楽しめないかもしれない。でもそれでもいいかと思えるようになってきたのは私の変化だ。楽しさはわからなくても理解はしている。

11月22日は「いいふうふ」の日である。必ずしも「夫婦」でなくてもいいよな、とあえてひらがなにしている。夫夫も婦婦もみんなひっくるめて祝う日になれば良いのにね。