【ドラマ感想】一緒に笑って泣いた3ヶ月『春になったら』
冬ドラマで1番期待していて、その期待通りとても素晴らしかったドラマ。ついに終わってしまった。
最初に知ったのは推しのSnow Man深澤辰哉さんが出ているからだった。でも見て本当によかった。ところどころ声を出して笑える。そして、じわじわと温かい気持ちになる作品だった。
この先、ネタバレしたくない方はご注意を。
好き度:★★★★★
登場人物
出てくる人たちがみんな好きだったな。岸くんがカズマルくんを「カズマルくんさん」と呼ぶのが面白くて好きだった。いつでもどこでも司会の岸くんはとても重要な人物だったね。
カズマルくんの1番好きだったセリフは、テンパリすぎて発した「僕が娘さんを…不幸にします!あ、いや、幸せにします!」。思わず声が出てしまった。あとは龍ちゃん!なんて愛らしいのだろう。
小林聡美さんが出ている作品はどれも好きなので、今回も素敵な存在感だったなぁというのが印象に残っている。
父と娘とやりたいことリスト
ビシビシ伝わってくる愛と、相手を思うがあまりの頑固さ。最初からそれが強く伝わってきた。伊豆の海ってこんなに綺麗だっけ?今から夏の海レベルに人が押しかけそう。
こんなふうに自然体で、よく話す父と娘はどのくらいいるのだろうか。二人だからというのもあるだろうけど、それにしてもよく話す。とてもすてきな親子だ。
それでも、お互いに知らないことはある。この3ヶ月は瞳にとって、知らなかった父の姿を知っていく時間だった。父と母の出会い、一緒にいた時間を知ったり、父が謝りたい旧友に会いに行ったり。こういう大事な時間を過ごすのは、やりたいことリストを作ったからできたことであって、「明日もある」と思っている人たちはなかなか実行できないことなんじゃないかな。
思い通りにはならない
生まれてくることも死んでいくことも、思い通りにはならない。
死ぬまでにやりたいことリストは、死ぬまでやらなきゃだめだ。感謝を伝えたい人には、生きているうちに伝えなきゃだめだ。最終回はぼろぼろ泣きながらそんなことを考えていた。私にもできるかな。春になったらとは言わず近いうちに、両親に会いに行こうと思う。