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【日記】人の優しさに触れてほっこりが続いた日(バンザイ!)

毎週土曜日、近くに住んでいる友人に会いに出かける。大体同じ時間に家を出るのだが、エレベーターでマンションの1階に降りていくと、いつも同じ方がお掃除をしてくれている。70代?くらいの女性だ。

「おはようございます」と声をかけると「おはようございます、いってらっしゃい」と返してくれる。それがうれしくて、いつからか必ず挨拶をするようにしている。家族以外に行ってらっしゃいと言ってもらう機会はなかなかない。この前はさらに「気をつけてね」とも言ってくれて、ニヤニヤしながら「はーい」と答えた。

私の「おはようございます」には、「共用部を掃除していただきありがとうございます」の意味も込められているので、これからも欠かさずしていきたいと思う。

家に帰る前に買い物に出かけた。いつもは待ち時間が嫌だとか、人が多いのが嫌だとかの理由でエレベーターはなかなか使わないのだが、疲れていたのと待っている人が誰もいなかったので5階から地下まで使うことにした。

エレベーターが到着し扉が開くと、観光客らしき家族3人がかなり大量のスーツケースを抱えて乗っていた。人が3人に対して、スーツケース6個くらいだろうか。反射的に無理だ、乗れない、次を待とうと思ったのだが、そのとき中の人と目が合った。何語かわからないが、ジェスチャーを含めて、「大丈夫、乗れるから乗りな〜」みたいなことを言ってくれた。

本当に申し訳ないのだけど、私たちでもういっぱいだから次にしな!みたいな態度を取られると勝手に思い込んでいたのでその対応が意外で、うれしかった。あ、すいません、とぺこぺこしながらエレベーターに乗り込んだ。

小さいけれどうれしいことはそこら中にあって、まだこの街も捨てたもんじゃない。