見出し画像

今週のまなび / 写真家のHP・webページを研究する

今週のまなびと題したものの、前回から1ヶ月くらいたってしまいました…
続けるのがとにかく苦手な私なのですが、なんとか続けたい…です…

ということで、今週の学びですが、GWに突入ということで、のんびりと過ごしていますが、緊急事態宣言もまた始まり、家にいることが増えたので、5月中は自分自身のことをブラッシュアップできればと考えています。

その一つとして去年つくった私のwebサイト(つくったといっても中身は私の大好きなデザイナーのはるかなさんなのですが)をブラッシュアップしたいなぁという気持ちがあって、いろんな写真家さんのwebサイトを見ています。

これが今の私のwebサイトです。

国内・海外のフォトグラファーさんいろいろ見たりしているのですが、個性があるのは大前提として、活動内容や自分の写真の何を見てもらいたいかをデザインできちんと落とし込んでいるなぁというのが印象的でした。

そして、webページのデザインを通して、活動にどう繋げて行きたいか、その人たちの思いが分かるなぁといろんな方のwebサイトを見て周って感じました。

ということで、私の好きなフォトグラファーさんやいいなぁと思った写真家さんのwebサイトを少しご紹介させてください。(それが今週のまなびですね)

潔いシンプルなデザインと目次が特徴の瀧本幹也さん

まずはいきなり大御所ですが私の大好きな瀧本幹也さん

2ページ目にご自身の作品、お仕事、プロフィールと均等に目次のように並べられていて、そこから一つずつ見ていくことができます。

デザインどうこうの前に瀧本さんの写真をこれだけたくさん見ることができるってすごいことでは…と思うのですが…

目次をつくることで、項目を追加しても分かりやすいし、過去のアーカイブも遡りやすいなぁと思いました。商業でがっつり活躍している方なので、ポートフォリオ的な意味合いもあるんだろうなぁと思いつつ、最近は頻繁に展示も開催しているので、お仕事の実績と個人の作品を平等に両軸で見てもらえるようなデザインなんだなぁと思いました。

あと、個人的にはホーム→目次と進んで、それぞれの項目のページに飛ぶんですが、それまでにホーム画面の写真1枚(入るごとに写真は変わるんですが)しかなく、目次は文字のみなので、潔いなぁと…

写真という素材がたくさんあるのだし、いろいろ見てもらいたい…とたくさん写真を置いちゃうんですが(実際に私のwebページはそうです)、そういうのが一切なくシンプルで潔いなぁと思いました。でも、これできるのは名前とお仕事や作品がイコールで認知されてないとなかなかできない気がするので、さすが瀧本幹也さんだぁと思いました。


ブックのような仕上がりの濱田英明さんのwebページ

つぎも私が大好きなフォトグラファーの濱田英明さん

濱田さんのwebページは下部にジャンル分けされたタブがあるのですが、この数年はジャンルごとの更新していないようで…

ただ、メインのページの写真は頻繁に更新しているので、そちらをメインに動かしているのかなと思いました。

女性のポートレートを中心にお仕事(と少し個人の作品)の写真を写真集のページをめくるように続いていきます。なんだか、クライアントさんに見せるブックのようだなぁと感じて、そういう意味合いがあるのかなと思いました。

お仕事の写真なのに、お仕事の実績感が出てなくて、濱田さんの写真という感じで一貫して一冊の写真集のようなのがすごいなぁと思いました。

あとは、濱田さんはSNSでのフォロワーも多いですし、そちらで写真を掲載したり、お仕事の実績の報告をしていたりもするので、そこまで作り込まずご自身の写真の世界観を守りつつシンプルにできてうらやましいなぁと思います。

「写真で食べていく」ためのホームページ 青山裕企さん

フリーランスになりたてのころ読んだ「写真で食べていく」ための全力授業 著者の青山裕企さん

「写真で食べていく」ための全力授業 ではポートフォリオやホームページの作り方も書いてあって、ご自身のものを例に挙げていたので、このホームページもクライアントさんや個人のお客さま向けとハッキリ分かるようなデザインだなと思いました。

左側のジャンルごとのタブも作品やお仕事をしっかり分けてあるし、「個人向け撮影サービス」も一つのサービスとして分けてあり、概要のページもしっかり作ってありました。

私もなんとなく個人の撮影はお仕事して受けているのですが、あくまでなんとなく声を掛けてもらったら受けるというスタンスなので、こうやって作例や料金表などしっかり一つのサービスとしてつくって提示してあるのも、自分がどんな仕事を引き受けられるかの意思表明のような感じで素晴らしいなぁと思いました。

でも、一点だけ…「青山裕企」さんとgoogleで入れてもホームページがまったく出てこなくて…すごくもったいないなぁと思いました。

マガジンのようなホームページの今城純さん

今城純さんはminaなどの女性誌で活躍しているフォトグラファーさんです。フィルムでの写真がとても素敵でよく勉強させていただいてます。

実は今城さん2つホームページがあって、もともとのお仕事と作品を載せていたものは更新しておらず、最近はじめた新しいホームページが頻繁に更新されています。

web magazineと書いてある通り、ポートフォリオというより、今城さんが企画したプロジェクトが更新されていくページです。

この「IRO to ENSOKU」、大好きでよく見に行って癒されています。どの作品も世界観がとても素敵で大好きです。

これはいままで今城さんが積み重ねてきたファッション誌での経験が活かされつつ、ご自身の作品として成り立っていて良いですよね。

いま女性誌では企画をつくれる人を欲しているという話しをよく聞くのですが、いままでは編集者さんが企画を作ってページ作りをしてきましたが、へアイメイクさんやフォトグラファーさんも提案する時代に来ている感じもして(そんなこともあって私もヘアメイクさんと一緒に作品撮影をしたりしてるのですが)、今城さんのようなwebページがあると、「このプロジェクトの延長線上でうちの雑誌でお願いしたい」となるし、具体的なプロジェクトなので、「この企画は今城さんの作風でお願いしたいな」とイメージしやすいし、良いですよね。

作品としても楽しめるし、クライアントさんへの提案やアプローチにも繋がっていて素敵な活動だなぁと思いました。

ホームページでは実績は更新しない?

いろいろな方のホームページを見ていて感じたのですが、人気のある方やがっつり商業で活躍しているフォトグラファーさんでもホームページのお仕事・実績一覧が2、3年前で止まっているというのをよく見かけるようになっていて、その人たちのSNSを見るとSNSでお仕事しましたの報告はしっかりしているので、いまはSNSでの報告に重点を置いているんだなぁと思いました。

たしかに、わざわざホームページ見るよりも、気になるフォトグラファーさんはフォローしてることが多いし、SNSで更新してくれれば自然と目に入りますもんね。

とくにインスタグラムだときちんと整頓しながら使えばポートフォリオとしての役割を十分に見せられるし、不特定多数の人に見てもらえる量は圧倒的にSNSなので、そういう傾向になったのかなって思いました。

実際に私もインスタからお仕事のご依頼が来ることもありますし、クライアントさんからホームページ見てると同時にインスタグラムも見ているという話しをされることが少なくないので、ホームページとSNSをどちらも活用しつつ作っていけたらなあと思いました。

----------------------------------🕊----------------------------------------

他にも海外のフォトグラファーさんも含めたくさんの方のホームページがあって紹介しきれないのですが、それはまた今度ご紹介できたらです。

私も改めて記事にして書いていると、それぞれの個性はもちろん「こんなお仕事がしたいんだろうな」とか「こんなところをクライアントさんに見てもらいたいんだろうな」、「こんな作品つくりをしたいんだな」というのが分かってきたので、私自身にもしっかり落とし込んで、ブラッシュアップしていけたらと思っています。

それでは!

最後まで読んでいただいてありがとうございます。写真展が続けられるようにサポートしていただけるとありがたいです…!