競争社会に生きる人々へ
小さい頃から、誰かと比べられて、自分も誰かと比べて、生きてきたように思う。
誰かに勝つことも負けることも当たり前にあることなのに、自分はそれを認められなかった。
誰かの上に立ちたいと、誰かより褒められたいとそんな気持ちがあって、常に勝ち負けを気にしていた。
でも、最近ふと読んだ本の中で、小さい頃から比べられることが当たり前なのは、こういう社会によるものだからと学んだ。
大人になって一個人として働くために、教育の中で一人一人の個性を尊重するよりも、他人と競い合ってより優秀な成績者を出させた方がよい。
そう、競争することで成り立つ現代。
そんなことを聞いて、ハッとなった自分がいた。そして、なんの疑いもなく、今までたくさんの場面で頑張ってきた自分が崩れていったように感じた。
なにかに勝てば、みんなが羨む生活や地位が得られれば、幸せになれるとおもっていたものは幻想だと知った。
社会と共存することはもちろん大事だけど、でも全てを純粋に信じることはちがうことなのだと、真面目すぎる私はやっと学んだ。
誰かの思惑で、歪んでいるものを自分の中では正せる勇気をもって、生きたいと、そして誰かと比べるのはやめようと決意した今日だった。
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