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花束みたいな恋をした。

花束みたいな恋をした を観た。
(下記少々ネタバレ含みます)

これがまーーーとんでもなく刺さった。
1週間経った今も余韻に浸れちゃうくらい。

大学時代のひたむきに相手を想う気持ちとか、2人でいるだけで楽しい感じとか、でも社会人になって仕事への価値観の違いから少しずつずれていってしまう感じとか。
もうね、自分を見ているかのようで、心ぐりぐり抉られた。

以下つらつらと感想をば。

▼特に記憶に残るシーン
・麦くんの部屋で幸せそうに過ごす2人。(ラストを見てから思い出すと辛くなる)
・駅から家までコーヒーを飲みながら歩く2人。
・2人の思い出のパン屋がつぶれてしまって、絹ちゃんが麦くんに連絡した時に、「駅前のパン屋行けばいいじゃん」って言われるところ。
・喧嘩の流れで「じゃあ結婚しよう」「今のプロポーズ?」っていうシーン。
・言わずもがなの最後のファミレス。

↑以外にも、どこを切り取っても心に刺さるシーンばかりだった。

運命的な出会いをして、趣味とか好きなものとか共通点ばかりの2人だったけど、実はそれだけで、考え方とかは全く違う2人だったんだなあと。
理想を追い求める絹ちゃんと、現実を求める麦くん。最初から最後までこの違いがはっきりしてた。

そして花束みたいな恋とは。
個人的には2つの意味があるのではと思う。
・楽しかった思い出だけを集めた、記憶の中で綺麗に咲いている花束みたいな恋
・綺麗なのは一瞬で、いつかは枯れてしまう恋

恋愛映画は実はそんなに好きじゃなくて、ふーんてなることが多いんだけど、珍しく刺さった映画だった。
これはただの恋愛映画じゃない。

もう少しだけ、浸らせて。

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