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ク〇ババアで良かったじゃない!

大学生の頃かしら?
お友達のママと話していた時の事。

私はいつもどおり、そのママに
うちのママったらヒステリックク〇ババア!
ほんと嫌!一緒にいるだけでしんどい!
私ここのおうちの子に
生まれてたら良かったのに!
とギャンギャン喚いていた。

私がひとしきり出し切った後、
お友達ママがおっしゃった。

「あらーヒステリックク〇ババアで
良かったじゃない!
だから早く家を出ていきたいと思って
子供は自立するんでしょ?
あまりに穏やかすぎるママだったら
子供は自立しようって気にならないわよ。
快適なんだから。」

「うちなんて私が普段
あんまり怒鳴ったりしないで
機嫌悪い空気だけを醸し出しちゃったりするから
娘も反抗しがいが無くて、
いつまでも家にいるわよ」

ヒステリックク〇ババアのもとに
生まれるということは、
「親ガチャ」で言えばハズレを引いたことになる
ような気がしていたけど、
そのフラストレーションすら自立への原動力にすればいいのか‼️
と一気に視界がひらけたような気がした。

たしかにヒステリックク〇ババアでいてくれた
おかげ(?)で、
出ていきたいという気持ちが強くなって
一人暮らししたり、
ブラジル人と付き合って、
親に連絡せずにブラジルに行ったり、
基本保守的で無気力な私だったら
思いつきもしないような事ができた。

だからもしかしたらうちの母が
ヒステリックク〇ババアで
良かったのかもしれない…

と思ったが、
その「あんまり怒鳴らないお母さん」
の娘さんは、
私なんかよりよっぽど精神的経済的に
自立していて、
世界を股にかけて大活躍している。

ちゃんちゃん。


私は、文章を書く時、だいたい自分の経験から書きます。したがって、いただいたサポートは、今後も様々な経験をしにいくことに使わせていただきます。