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ちょっとの違和感

この前、パパママと時間を過ごした。
パパはママに頭悪いとか
ママがやろうとしてる事は上手くいかない
とか結構言う。

それを聞いてて私は本当に悲しくなって、
4時間だけなのにげっそり疲れた。

私に対して言われた言葉じゃないけど
そういう酷い言葉の行き交う空間に
いること自体で疲れてしまう。

後日、ママに
“Papa’s horrible words towords you 
really hurt my feelings”
「パパがママに言った酷い言葉は
私の感情を傷つけた」
と言った。

そしたらママは
「でもパパとママはそれだけ愛し合ってる
ってことだから、言われても大丈夫」
と言っていた。

本人が良いなら別にいいけど
私はそういう関係も
そういう言葉も、悲しいと思った。

でも同時に、パパママと暮らしていた頃
自分がどれだけそういう息苦しさに
鈍化していたのだろう
と思い至った。

今、彼と暮らしていて
彼は私の人格を否定するような事は
絶対言わないし
私が目の前で何か失敗しても
怒鳴ったりしない。

だからそれが当たり前になってきていて、
逆に両親の罵詈雑言が
本当に苦痛だったのだ思う。

そんな両親に反して、
妹は「ちょっとでも怒鳴る人とか
ちょっとでも人格を否定するような
発言する人は無理」
と言って拒絶する。

以前はそんな妹を見て、
なんて冷たい、心の狭い酷い奴なんだ
と思ったけど、
今になってみて、
それがどんなに大事な事か分かる。

ちょっとの違和感を見逃すと、
おおごとになる。

それは、対人でもそうだし
対物事でもそう。

学校ではみんなと仲良くしなさいと習うけど、
現実では、ちょっとでも違和感を覚える相手とは
距離をおかないと、
無意識に自分が嫌と感じている気持ちを
押し殺すことになり、結果的に
自分に優しくしてくれる人に
そのストレスをぶつけるハメになる。

それに、自分が違和感を覚えている時
相手だって自分に対して違和感を覚えている。
つまり距離をおくのは、双方のため。

彼氏とかの場合に多いけど
「この人こういう酷いところもあるけど、
普段は優しいし、良いところもあるから
別れられない」
と言ってると、我慢を強いられる相手と
何年も時間を無駄にするハメになる。
そしてその間、素晴らしい
完璧で理想的な相手との出会いがなくなる。

ちなみに「良いところもある」は
本当に意味が無い言葉だと思う。
どんな凶悪犯罪人にだって、
絶対に一つや二つ良いところはあるし、
むしろ基本がク◯な人ほど、
数少ない美点が輝いて見える。

あともう一つよく聞く言い訳が
「私たち(僕たち)はお互い
酷い悪口を言い合えるくらい仲が良い」
悪口を言いあって確認する関係性って、何?
どっちか、もしくはどっちもが
我慢して成り立ってる関係じゃない?

親の言う事やる事が嫌だとしても
親だから離れられない
というのもよく聞く話。
でもそれですら、脱却のための
脱出計画を練るくらいはできる。

なんとなく違和感を覚えるコミュニティだけど、
このくらいの違和感なら頑張れば修復できる、
と思って付き合いつづけて
蓋を開けてみたらみんな地雷
(こちらは私の親友との共通体験)

ちょっとだけしか違和感を覚えてない物
だったとしても、手放さないと
一向に部屋は片付かない。
逆にちょっとだけ違和感を覚える物を手放すと
もっと自分のライフスタイルにピッタリで
もっと大好きになれる物と出会える。

仕事に関しても、
この仕事のこういうところが嫌だなー。
でも好きなところもあるから
我慢しないといけないな。
と思って我慢していると、爆発する
(それで私は事件を起こして即日解雇されました)

全部、実体験。

だから今は、少しの違和感でも
距離をおいたり手放したりするよう、
心がけている。

ちょっとの言い訳が、
大爆発につながるから。

写真は、我が家のゴミ箱🗑

私は、文章を書く時、だいたい自分の経験から書きます。したがって、いただいたサポートは、今後も様々な経験をしにいくことに使わせていただきます。