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3分で埋まった?!大谷キミトさんレタッチセミナーレポート(2019/12/4 東京開催)

2019年12月4日に東京で行われたレタッチャーの神様、大谷キミトさんのレタッチセミナー。
予約は3分程で埋まり、チケットが取れた人はラッキーとしか言いようがないセミナーなのですが、行きたくても行けなかった方のために少しでもシェアしたく、記事にまとめさせていただきますm(_ _ )m

動機

そもそもお前誰やねん!というところも含めて少しご紹介。
私はフリーランスとして働いており、一部カメラマンの仕事もしております。
元々は風景や植物専門ですが、プロフィール写真を撮り、レタッチをする機会をいただきました。その後もありがたいことに、プロフィール撮影依頼は続いています。せっかくなら、人物レタッチのより良い方法を学び、上手くなりたいと思っていた時に出会ったのが、このセミナーでした。
せっかくレタッチやるなら一流になりたいよね?
そんな野望と共にセミナーの当日を心待ちにしていました。

セミナー当日の内容

①大谷さんのプロフィール
②大谷さんの作品紹介
③レタッチの道具
④レタッチが上手くなるには?
⑤客観的に自分の作品を見るには?
⑥レタッチってなんのためにやるの?
⑦レタッチテクニックの紹介
 1髪の毛&髪の毛+体切抜
 2人物レタッチ(肌)
 3青ヒゲを消す

というのがザッと当日の内容です。
(レジュメを撮影していないので私のノートと記憶をたよりに書いています)

①大谷さんのプロフィール

詳細プロフィールについては、公式HP下記リンクをご確認ください。

簡単にご説明すると、
札幌(学校):3DCG習得 → 東京(複数社):CGデザイナー → 札幌:無職 → 札幌(デザイン会社):レタッチサービス開始 → 札幌:フリーランスレタッチャー(現在)

このプレゼン内でびっくりしたことは2つ。
①レタッチの神様の大谷さんは、最初からレタッチャーだったわけではないということ。
②プレゼンが上手い!シンプルでわかりやすく、且つ面白い!
スライドは文字のみでシンプル。しかし、パワーワードと話術で、人を引き込む力がすごい。
職業上、人への見せ方や伝え方というものを常に考えていらっしゃるのかな、と思いました。
レタッチャーってどうやってなるの?どうやって仕事を獲得するの?という疑問を持っていた私には、とても貴重なお話でした!!

個人的に心の残った言葉は、
「勝てないところで戦うより、勝てるところ(得意なこと)で戦え」
大谷さんは、無職の期間中、ひたすら呑むことが多かった様ですが、その間に自己分析をし、PHOTOSHOPという自分の勝てる戦場を見極めたそうです。
人間、何もしない期間も大事なのかもしれないと感じた瞬間でした。
そして、何よりも大事なのは自己分析ということですね。
常に自分の勝てる場所について常に考えていこうと、いつも迷子の私は心に刻みました。

②大谷さんの作品紹介

大谷さんはデパートの広告や映画のポスター等も手がけている一流レタッチャーさんです。

こちらについても詳細は公式HP下記リンクをご確認ください。



私にはもう1つ疑問がありました。
Q. どうやってクリエイティブなレタッチの仕事を獲得するの?

映画のポスターやデパートの広告も手がける大谷さんですが、世の中のレタッチの仕事のほとんどは人物写真等の修正。
その仕事は、時間との勝負であり、機械的な事務作業に近いと聞いたことがあります。
このステージを抜け出すためには、クリエイティブなレタッチの仕事を獲得する必要があるのですが…
でも、どうやって?

A. 自主制作
     ストーリーを自分で考える→ストックフォトで素材収集→作品制作
 (公式HPにイメージありますが、アソブンジャーズというヒーローものやデパート広告風、恐竜映画風の作品が紹介されました)

このセミナーで学んだテクニックを習得し、自分の作品を作ることがクリエイティブなレタッチャーへの道の様です。

③レタッチの道具

全てをメモしていないのですが、覚えている範囲で記載します。
(モニター等については公式HPのブログにも書かれているようです)
・PHOTOSHOP
・Macbook pro
・モニター Color Edge, BenQ
・ペンタブ Wacom Intuos Pro
このセミナーの日に、購入したWacom Intuos Proが届く予定だったので、話題に出た瞬間、テンション上がりました。

④レタッチが上手くなるには?

1. レタッチで遊ぼう
2. 人の作品を真似る
3. 毎日レタッチ

これは、自分で楽しみながらレタッチをする機会を増やせば、それだけ上手くなるということですね。
社会人をある程度経験している方ならわかると思いますが、仕事でも、どんなに頑張ってもオタクには勝てない。
なので勝者になるには、オタクになれる戦場で、誰よりもオタクになること。
仕事も、趣味も、暇つぶしもレタッチという大谷さん、説得力があります。

⑤客観的に自分の作品を見るには?

1. 時間を置いて見る
2. プリントして見る
3. すごい作品の中に入れて見る(ピンタレストでもOK)
 =すごい作品を並べた中に自分の作品を入れてみてみる

一人で作業していて、この作品は本当に良い作品なのか、わからなくなることってよくありますよね。
そんな時の解決方法が上の3つ。
その中でも「すごい作品の中に入れて見る」というのは、初めて知った方法で、「なるほど!今度試してみよう!」と思った方法でした。
個人的なおすすめは、スマホに送ってスマホでみてみる、というのも良い方法だと思います。

⑥レタッチってなんのためにやるの?

➡︎「見せたいもの、伝えたいことの鮮明化」

そもそものところですが、ここがきちんとわかっている人は案外少ないと思います。
セミナー内では、ゴミの除去のケースを見ながら、「見せたいもの以外に目がいかないようにする」という具体例をご紹介いただきました。

つまり、レタッチは、
→写真の見せたいもの、伝えたいことがより伝わるようにする事
なんですね!

⑦レタッチテクニックの紹介

ここについては、セミナー内での内容をさらっとご説明します。
当日は、切抜き(髪+体)、髪の毛なじませ、肌+輪郭、最後におまけで「青髭を消せ!」というお題を用意してくださっていたのが、面白く、嬉しかったです。

一通りテクニックを見せていただいて、本当にびっくりしたのは、トーンカーブがめちゃくちゃ多様されていたこと!
出席者の質問への返答は、だいたい…「それもトーンカーブですね」でした!
大抵の問題はトーンカーブで解決できるようです。

切抜きはパス+チャンネルが使われています。
これは、noteやヒーコの記事にも書かれているので、詳しくはそちらをご確認ください。

当日の内容と同じものがnoteであったので、こちらもリンクを貼っておきます。


セミナーへ行った、その後…

セミナー後、早く復習しなくては忘れてしまう…と焦っていたところ、大谷さんからメールが届きました。
なんと、そこには「おまけ」の文字が!
そのおまけとは、当日教えていただいたテクニックの動画URLでした。
これって、すごくお得なのでは?!

レタッチ初心者の私は、頂いた動画を見ながら週末に切抜きをやってみました。教えて頂いた通り、顔+体、髪に分けて。
パスもまともに使ったことがない私には、大変な大仕事。慣れないペンタブでわちゃわちゃ、わからない部分は調べながら進みました。
出来上がった後、黒の背景の上に置き、冷静に見返すと…あれ?髪の色にムラ?!笑
最後の詰めが甘かった様です。私の悪いクセ。

ご挨拶up

今回、セミナーへ行ってみて、大谷さんのプレゼンと人柄ですっかりファンになりました!
また、機会がありましたら、次はもっと成長した私で、ワンランク上のテクニックをゲットしに伺いたいと思いました。

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